2010/09/02

緊急のお知らせ、落雷被害

9月2日現在、一作日の落雷で長野市栗田の自宅のパソコンなどが壊れてしまい、電話とインターネットが使えなくなり、自宅での電話とメールの対応とHPの更新が出来ません。小川村の工房のパソコンは大丈夫なので工房ではメールのやり取りはできますが、対応が遅れることになるかと思いますので、大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。なおメールをご送信の際のアドレスは通常のohashi@woodgruppe.comで大丈夫ですが、要は私が工房にいないと対応できないことと、また自宅サーバーにつながらないので、工房からでは、HPの更新ができずで、お知らせなどがこのブログでしかできないという状況です。
今のところパソコン2台と外付けのハードディスク、MO、プリンター、プラズマテレビ、電気スタンド、電話機などがやられたようです。明日NTTがチェックに来てくれることになっていますが、ある意味非常事態ですので、もう少し早く来てもらいたいものです。
まわりの何人かに話したら、「危ないとおもったら。コンセント抜くだ」とみんな危機管理ができているよう。なんでも一度痛い目にあわないと・・・ということでいい勉強になったということで。でもブレーカーを落としておけばよかったというけど、不在の場合はできないよね。スタンバイ状態で電源入ってるの結構多いよね。大丈夫なのかな?電子機器の雷に対する脆弱性は大きな問題なのでは。大きいのが落ちたらそれはおきらめんとしゃーないか。

2010/08/22

ひと夏の経験。

残暑お見舞い申し上げます。いやー暑いですね。今年は梅雨時の湿気の異常さとこの暑さ。これまで経験したことのないひと夏の経験です。先日の木工教室では、6年生の娘さんが夏休みの自由研究で「食器」をテーマにということで木のナイフ、フォーク作りをしました。あ母さんはペンケース作りに挑戦。お父さんは仕上げに専念。作品がすっぽりペンケースの中に収まり、ご家族のひと夏の経験の想い出になりました外の作業台や糸鋸はまだそのままで、余韻を楽しんでいます。暑いならではの外の作業。西日が厳しくてまいりますが・・・結構楽しんでいます。暑さ寒さも彼岸まで?まだまだ暑さが続きそうですが、頑張るしかありませんね。

2010/07/20

アリエッティ!

一昨日ジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」を観に行った。なんとわたくし家具職人は、今丁度ドールハウス(ひな人形棚)を製作している最中なので、びっくりもびっくり。こんなタイムリーな話、有りえるッティ???

2010/07/10

引いてもだめなら押してみな

日本の鉋や鋸は引いて使うが、西洋のものは押して使う。今作っている小品のブックボックス。5枚組継の面地を鉋で払うのですが、組み上がってからの鉋がけは結構難しい。一部ガタガタっとうまくいかなくなると、腕も疲れてくるしなかなか傷がとれない。そこで「引いてもだめなら押してみな」で削ってみると、するするとうまくいくことが多い。押すと引くとでは使う筋肉も全然違うので、ちょっと心地良い。西洋のクラフトマンの気持ちがわかったような。また疲れたら・・・押してもダメならひいてみな。

2010/07/08

選手交代

梅雨らしいジメジメした蒸し暑い日が続いていますが、畑の野菜はぐんぐん大きくなっていきます。ナス、ピーマン、ししとう、トマトが初収穫を迎え、きゅうり、ニガウリもつるをどんどん伸ばしてきました。キヌサヤエンドウさん、ご苦労さまでした。昨日全部刈り取って、使っていたネットをきゅうりにバトンタッチしました。

2010/06/27

ナス色は花も茎も

ナスが成る。腹具合はどう!・・・為せば成る。パラグアイ戦頑張れ!

2010/06/24

夕空に占う

夕方の空はどんどん変化して、明日の天気を占っている。
工房にも赤紫の空気が入ってきた。
明日は梅雨の晴れ間かな。

2010/06/16

オランダ戦。日本がんばれ

キヌサヤエンドウにキーウイのツルが上から押し寄せて、ちょっと不気味なんだけれど、キヌサヤは背伸びをするようにキーウイにツルをからませて、どんどん上に伸びて、いまのところ元気元気。キーウイの「おかげ」。次はオランダ戦。格上の相手故の「おかげ」で「神がかり的」な力が出せればと願っています。

2010/06/14

「神がかり的」に日本がんばれ

「はやぶさが帰還。」遠く離れた宇宙にいる探査機を地球上から修理するって、すごいなあ。なんでそんなことができるの。いろいろなトラブルを乗り越えての帰還は、「神がかり的だった」そうな。そのロマンと勇気と根性と素晴らしい頭脳に、僕もうれしくて感動して武者震いです。おりしも、今日はワールドカップで日本初戦のカメルーン戦。「神がかり的」なプレーでいっちょかましてくれ、日本がんばれ!!!
 ところで写真はなんだと思いますか。ソラマメです。初めてうまく作れました。ソラマメがこんなふうに実ること、初めて知りました。なんで「ソラマメ」というのか、ひらめきました! 実が「空に向かって伸びていくマメ」だからではないでしょうか。一方「キヌサヤ」は優しくしだれて実ります。絹のよう柔らかく、さやも丸ごと食べるので、「キヌサヤ」なのでしょうか。ところでソラマメ、もう食べれるかな?初収穫のソラマメとビールでワールドカップ観戦。いいですね~。なんか元気でてきた!

2010/06/04

片袖机はいいね。

片袖机が完成しました。無事納品も終わり、しばしほっとしているところです。こうして、2台並べて見ると・・・やはり片袖机はいいですね。・・・2台、よく似ていますが、手前のは、材はクルミでサイズ1000×600で4本脚。・・・奥はミズナラで、サイズは1100×680、6本脚で棚板付・・・部品が多くて複雑で、精度も要求され苦労はしますが、その分満足感もひとしお。それとこの机で昨年秋のセールでご注文いただいた分がほぼ完成して、ほっと一息という満足感もあります。寒い冬、よく頑張りました。さーて、これからまた今年になってお話をいただいた分の製作の準備にかかりま~す。
 ところで、毎年秋にやっている予約セールを今年は7月中旬くらいから受付をして、早めに製作にかかれるようにしたいと思っています。それまでになんとかHPのリニューアルもしたいのですが・・・できるかな~。

2010/05/28

キヌサヤに想う

暑かったり、霜の心配をしたり、ここんとこ雨がちで、そんな五月でしたが、今日28日は僕の誕生日。一人楽しく小川の工房で一杯やっています。先日養老孟司さんの講演があり、県文ホールに聞きにいってきました。亡き父が、養老さんの話はなかなか面白いと敬意を表していたのが嬉しい思いでで、僕も「バカの壁」を読んですっかりファンになっています。今回は「男と女ー遥かなる共生関係」がテーマで、(それで聞きにいったのですが・・)人間一人一人が、それぞれのその時初めての遺伝子の組み合わせでできた生き物で、生まれても生きていける保証はないとか、男女は子供作り育てることで遺伝子の組み合わせが適性かを検定しているというようなお話をされました。確かに同じ人は一人といない。このきぬさやエンドウはどうなの?同じような花をさかしているけれど、一個一個違うの???基本的なことがわかっていないことに気がついて、えーーこれまでそんなことで生きてきたのーーーとちょっと原点に帰って遺伝子のこと、勉強しています。生活を見直すどころではありません。ところで、この講演は、法然800年大遠忌にちなみ浄土宗が開催している法然共生(ともいき)フォーラムで開催されました。パネル討論では、京大の鎌田先生の神話のエロス?の話や同志社の佐伯先生の男女関係の歴史文化的な側面の話などをお聞きして、今自分が正しいと思っている価値観、男と女はこうでなければならぬ云々。ひょとして、絶対的なものではなくて(当然)、その時代に洗脳されたものなのかもという疑問を持った次第。ちょっと「考えなおす」必要がありそう。今日は誕生日。だけれど、むしろ、受精日の方が記念すべき日かなとこれは前から思っている。

2010/05/20

片袖机進捗


今片袖机を製作しています。デザインの違ったものを1台ずつ。それぞれ予備も合わせて計4台分。材はナラとクルミ。仕口は共通なところもあるので、いっしょに加工できるところは工夫してと思ってトライしています。片袖なので、左右の仕口が違い、また前後も違っていますので、かなり複雑です。その分、創意工夫のやりがいもあるわけです。加工した部材を並べて見ると、ん・・・やっぱりややこしいなという感じ。でもここまでくれば、あとは仕上げて組み立てて・・・なんですけれど。さーてがんばるか。

2010/05/15

皐月晴れ

 今朝、霜が降りました。この時期は決まって遅霜の心配があるので、このあたりの方は大概、野菜の苗の四隅に短い棒を立ててそのまわりに、ビニールなどをかけて霜よけの予防をしている。その丁寧な仕事に、めんどくさがりやの僕はいつも感心してます。今年は、ちょっと頑張ってやろかなと思ってはいたのですが・・・天気予報当たったな。一瞬どきっ!トマト、ナスの苗ちゃん・・・・今日のところはなんとか大丈夫そう。ホッ。
 大変ご無沙汰いたしております。机の製作や、お客様への打ち合わせなどの対応に追われていました(進行中です)。ブログ書く暇あったらそっちが先でしょ。ということでお許しください。  
 午前9時、霜はすっかり消えて、芽吹いた木々の柔らかな緑や色とりどりの花。残雪のコントラストの美しいアルプスの山々に、5月の青い空、いい季節になりました。
 「考えなおす。」やりたいこと山ほど。できることから。ということで手前の木の棒は、板を乾燥する時に使う桟木(さんぎ)を整理しました。半分ほどはドラム缶風呂で燃やします。(暖かくなって漸く入れるようになりました。)いい季節になりました。もう少しマメに更新しますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

2010/01/22

寒中御見舞申し上げます。

新年のご挨拶がすっかり遅れてしまいました。希望に満ちて机の製作に没入しております。今年もいろいろ「今年こそ」のテーマを掲げています。昨年末に参加した、ピーターオプズビックの椅子展の”座るを考えなおす”の"考えなおす"が気に入っています。「昨年より始めたヨガを仕事や生活に取り入れる」が目標のひとつです。しんどいと思う動作を健康のためとプラス思考で”考えなおし” 喜んでやる。ということでしょうか。忙しい中でも天気をみてぱっと遊びにいく!!ということで、18日の月曜日の朝、岩岳のクロカンコースを歩いてきました。8年ぶりくらいです。いつも見ている山々の形が違って見えて感動しました。後ろの真ん中は八方スキー場です。

2009/12/31

ハイジのブランコ復活

ログハウスの工房に取り付けていた子供たちに大人気の丸太のブランコ。アルプスを眺めながらハイジの気分を味わえるも、築18年の雨ざらしで一部朽ちて、ちょっとぎしぎしスリル満点の状態になっていました。この暮れに玄文の三重大学の友人3人が遊びに来ました。スキーをするより、工房で何か作りたいと、午前中白馬で雪遊びしたあと、小川の工房に寄ってくれました。まずはエコバーベキューで腹ごしらえした後、さすが工学部電気科。電柱を登るのはお手の物?見事なチームワークで新しいブランコに作り変えてくれました。ドラム缶風呂に当たらないように、15センチ寄せてくれたのもうれしい。
一汗かいた後のドラム缶風呂はさぞ気持ちがよかったことでしょう。男4人すっぽんぽんの若さを拝ませてもらい、わたしも元気をもらいました。ありがとう。
昨日雪除けのシートを張って一応仕事収め。これでドラム缶風呂も春までお預けです。
みなさま良いお年を!!!来年もよろしくお願いします。

2009/12/25

メリークリスマス!!

先日の寒波で小川の工房もこの通り。一気にきました。(19日の朝)

ここ2,3日は幾分寒さが緩んでこの通り。(24日の夕方)
巷は例年と比べて、クリスマスムードがなんだか気持ち寂しい気がしますが、気のせいでしょうか。
我が家はひとり残る娘が中3で受験勉強中。僕もまだ今年中に仕上げたい作品が残っており、それどころではないからでしょうか。明日から息子達も友達といっしょに帰ってくるので、クリスマスもその時におもっていましたが、ちょっとしたワインとちょっとしたビールと自家製ローストポークでプチイブをしました。長男の友人はドラム缶風呂に入ってみたいということなので、山の水が凍る前に、ドラム缶に貯めておきました。雪を見ながらも楽しいもんでしょう。

2009/12/23

ピーター・オプスヴィックの椅子展

トリップトラップやバランスマルチのデザイナーのピーター・オプスヴィックの椅子展が新宿OZONEで開かれています。著書「“座る”を考えなおす」の翻訳出版を監修された島崎信先生の講演会が21日の月曜日にあり行って来ました。前日の日曜日には納品や打ち合わせ、メンテナンスの仕事を頑張ってこなしたので、たまにはいいだろうということで、月曜日は一日新宿界隈をぶらぶらしてきました。講演は5時からでしたが、私は3時頃にOZONEにつきました。ほんと久しぶりのOZONEです。10年ぶりくらいかな。オプスヴィックの椅子展のコーナーにはたまたま誰も居なかったので、ストッケジャパンのきれいなお姉さんの案内付でいろいろな椅子に座らせてもらって楽しい一時でした。学生の頃、(30年くらい前だと思います。)まだ家具職人になるとは夢にも思っていなかった頃、梅田の阪急(阪神?)デパートで初めてバランスチェアー(バリアブルかな?バリアブルが1979年発売というから大体合ってますね。)に座って、その発想の面白さに感激したこと。さらに遡って中学一年生の時、「ソングOFノルウェイ」というグリーグのミュージカル映画を観て、ノルウェイに恋をしてしまったことなどを思い、今現在、仕事としてトリップトラップを扱ってノルウェイと関わりがあるのは、そういう運命だったのだと、ホーグ社のスウィング6600に揺られていました。島崎先生のお話はとても暖かく、数々のヒントを与えて下さいました。まずは、実際に触ってみること、座ってみることを勧めていらっしゃいます。26日までやっていますので、是非座りにいってください。ストッケとヴァリエールとホーグ社の椅子が一同に集められ、さらにそれに座れる機会はそんなにないかもしれません。ということで・・・ご注文は是非グルッペへ!

2009/11/26

ミズナラ柾目の共木の天板

一本の同じ丸太から製材した板どうしを「共木」(ともぎ)といいます。共木で作った天板は、おのずから風格が備わります。今ミズナラのコタツテーブルを作っています。1050の丸で柾目板共木4枚はぎハイグレード仕様です。今回に作品は特に感動的です。4枚とも個性的で、色合いといいトラフの模様といい、これが同じ共木?というような個性の爆発です。おとなしいクルミなどの場合は、ほんとにやさしい優雅な作品になることが多いのに対して、ミズナラならではの面白さでしょう。
丸型の場合は外側の2枚は長さが少し短くてもいいのでそこんところも貴重な共木を有効に使う大事なポイントです。真ん中の2枚は幅が30センチを超える幅の板を使いましたが、この一枚でなんと樹齢260年をカウントしています。ぱっと見ると、トラフの模様が一筆書きのように見えますが、100年も200年もかかってできている模様なのです、改めて、そういう点でもミズナラ柾目の面白さを発見したのでした。

さて
ジグソーで大体の丸にカットします。この後ルーターできれいな円形にして、両面を鉋仕上げしていきます。

ちなみに原板の写真です。原木で直径が90センチ程度あったのも柾目木取りした板です。年輪を数えると350年くらいはありそうで途中でため息がでます。

2009/11/24

椅子の名前


背もたれが”はしご”だから”ラダーバック”
最初に作ったダイニングチェアーがラダーバックだったので、ダイニングチェアーをラダーバックチェアーとずーと呼んできたけれど、その後作ったいろんな椅子もラダーバックなので、そういう点ではみんなラダーバックチェアーだ。アームのついた後ろ二つの椅子が念願の新作の椅子です。(右は未完成ですが・・・)アームがあるから”アームチェアー?”ちょっとくつろぐから”リラックスチェアー?”実は、「一杯やりながらテレビを見て腰のいたくならない椅子を」という依頼で作ったので、リラックスとダイニングの中間で・・・”ウォッチングチェアー”にしようと思っているですが・・・。

寒くなりました。


お久しぶりです。ご無沙汰いたしておりますが、なんとか元気に制作に励んでいますのでまずはご安心下さい。11月も下旬に入り、小川村も寒くなってきました。早々に、脚の指のしもやけと足首の冷えにちょっと悩まされています。年かな。(年やね)そろそろ冬対策せんといかんな。工房は一旦大掃除して・・・窓のプチプチ張りは今年は入念にやろうかな。ドラム缶風呂もしまって、雪除けシートをはって・・・やることいっぱいやけど。健康第一、安全第一でやらんと続かんぞ。という感じ。