先週、松本で「木の文化と環境フォーラムの講演会」があり参加した。演題は「地域材の住宅モジュール化」「木質系熱硬化性塗料について」「針葉樹材の家具・木製品への活用」「千年の森を作る」「高圧水蒸気処理による木材の改質」という内容であった。それぞれに興味深かったけれど、「千年の森を作る」の愛媛大農学部の鶴見先生のお話は、「田舎暮らし」を模索してきたつもりの私にとってもカルチャーショック的感動でした。自ら愛媛の棚田の中の古民家に住まわれ、周りの山をフィールドにして、持続可能な暮らしの実現にむけて、特に「炭焼き」を通じて、教育といいますか人生を考える機会ととらえて、活動されているのに関心しました。
この写真は「千年の森を作る」とは関係ありませんが、私の工房の前の畑で、鉋くずを燃やしているところです。雪を溶かし、畑に有機物を与えて、・・・炭焼きではありませんが、煙に巻かれていると「ありのままの自分に出会う」ちょっとはそんな気になります。
ところで、私は有機化学がもともとの専門のですが、今日の話を聞きながら、化学をやっていて良かったとあらためておもいました。木工とは直接関係無いようですが、木は有機物ですので、その性質をちょっと深く理解するには、助かります。どの学問もそうかな!まっ、もうちょっといろいろがんばろ!
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