2006/04/24

身近な素材で。


工房脇のエンジュの木と、そのまわりに生えている野蒜です。身近な素材で楽しんじゃう!野蒜はスパゲッティーにします。自分の 箸は小枝で作ります。それだけでも、 うれしくなってきます。GWの木工教室3日?6日の予定で?す。お楽しみに。(それまでにいろいろせなあかんことたまってきてる。)

2006/04/20

サクラとチェリー

今日は朝から冷たい雨で風も強く、霰も降った。待ち焦がれるサクラの開花もお預けの荒れ模様。
さて、このチェスト。左はサクラで右はチェリー。サクラのチェストはハンドルはチェリーでアクセントをつけたかったので、あまり赤みのつよくないサクラを使って、逆にハンドルは赤みの強いチェリーを使った。右のチェストのチェリーもやや赤みのある板を前板に使ったので、こうして二つ並べるとサクラとチェリーの差がよくわかる。日本のサクラでお願い!という方と、どうしてもチェリーでいう方の気持ちもよくわかります。でもサクラでも赤みの強いところを使うと、チェリーに似た感じに近づく。チェリーは化粧板もふくめて一般的によく目にするのでイメージしやすく、このなんともいえないピンクの暖かみがあり、人気がありますがなんといっても板が結構高いし、幅の広い板を入手するのが困難な状況なのです(近々、原木の丸太を入手しようとおもっていますが)一方国産の無垢のサクラを使った家具はそんなに目にすることはないので、イメージしにくいとおもいますが、たまたま昨年、良い原木を結構たくさん製材したので、いろんな風合いのサクラのストックとなんといっても幅の広い板をふんだんに使えます。今度は赤みのあるサクラで作ってみたいとおもいます。

2006/04/16

春招く笑い


四十九日のご挨拶に亡き母が娘のひかるに宛てた最後の絵手紙をグルッペの額に飾ったものを用意した。 挨拶状の印刷から、額の準備、箱の組みたて、包装、発送までグルッペ家族全員の力を結集した。とても忙しかったけど、悲しさをまぎらわすには十分やりがいのある仕事だった。いなくなってしまったこの現実。思い出す度に、なんともいえぬ空しさに涙が溢れてくるが、もう仕方がないと諦めるしかない。前向きに考えるしかない。身内を失って初めて世の中の悲しみを知ることもある。また残された家族の絆が深まったようにおもう。だけど、、、母はその道50年のミシン職人であった。グルッペのびーころ積み木の袋や、T-tableの袋を作ってもらっていた。母の仕事場には作りかけの布がそのまんま残っている。おやじに復活してもらおうか。そんなことができれば最高だけど。だれがやるねん。 かみさんか?えっ。僕?