自宅を長野市に移して5年め。子供たちもそれぞれにどんどん忙しくなり、小川の工房に連れてくることも少なくなった。職住接近の家内協力体制が理想なのだが、私の一人通勤も少し疲れが見えてきた今日この頃・・・そこで、夏休みは、絶好のチャンス。こう暑い日が続くと、「小川の工房はちったあ涼しいよ。」と一泊二日の合宿のようなことを企画して誘ってみる。参加者はそれぞれの組みあわせ、妻と長男であったり、娘と姪っ子であったり。この夏は4回ほど実現できた。一日目の午後からひと仕事して、焼肉にドラム缶風呂。翌朝涼しいうちにいわゆる勉強をして、10時くらいから、木の講義も交えながらもろもろのお手伝い。長男は、電気配線、パソコンのメンテ、次男は看板の鉋がけ、娘と奈良から来ている姪っこは、積み木の面とりなど。姪のあーちゃんは、「勉強より好きや」といって、一生懸命やってくれた。
一年に何回かしかできないが、こどもたちの手伝ってくれる姿は「真の豊かさ」を感じさせるひと時である。
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