2009/08/23

白神山地に行ってきました。

25年ほど前に、白神山地の北側の林道をバイクで走ったことがある。青森の日本海側の西津軽郡岩崎村と中津軽郡西目屋村と弘前を結ぶ60キロの道、確か「弘西林道」という名前だったように思う。今地図を見ると「白神ライン」となっている。まだ木の仕事を始める前のことであったが、山を越え谷を越えを何度も繰り返し、山の深さに感動したことを今も思い出す。その後、白神山地が世界遺産になり、もののけ姫のししがみの森のイメージも膨らみ、またいつか訪れてみたいとず~と思っていた。この夏、最後の学生夏休みとなる長男が、次男の居る北海道に東北を観光して家族旅行しようと提案してきた。仕事が忙しいので「お父さんはパス」と渋っていたが、確かに家族旅行も今後なかなかいけないかもしれない・・・と思い切って北海道はパスをして(あれ?)  3泊4日の東北旅行にでかけた。(8月11日~14日のことです)その目的地のひとつに白神山地があった。今回は五所川原から五能線沿いをぐるっと回って途中、十二湖の散策と秋田県側の藤里町の世界遺産センターの見学をしただけだが、木の供養と日頃の感謝をこめて白神山地に手を合わせてきた。もっと体も心も元気になっていつかまたじっくりと散策できたらと夢が膨らんだ。

2009/07/17

エコなバーべキュウと蒸し料理

鉋屑を焚付けにして家具製作ででる端材を使ってのドラム缶風呂。その火を有効に使って調理する。これがまた結構な火力で、炒めものはもちろん、湯も沸せるし煮込み料理もOK。新じゃがをアルミホイールに包んで、タケノコはそのまま皮付きで、直接炭火にほーりこんでみる。取り出すタイミングは結構難しいが、そこがまた楽しいし、木の香りが染みてなんとも香ばしい。(煙たいこともしばしばですが・・)太古の昔、人々はこんなふうにして結構うまいもん食ってたんだよなと想いをはせてみるとなんだかとてもホットした温かい気持ちになる。ホットするといえば・・・ホットサンドプレート!!!好きなものを挟んで、直接炭火にほーるこむ。これまたノンオイルのヘルシーな味が楽しめる。毎年遊びにきてくれる大学時代の友人一家のYさんは「ドラム缶の底からの輻射熱の効果もあるね」と分析してくれた。「エコなバーべキュウと蒸し料理」と奥様も絶賛してくれた。この「エコな」という表現が特に気に入っている。焼きたいもの、食べたいものありましたら是非ご持参くださ~い。

2009/06/23

製材のプロ(ヤトミ製材・名古屋)

いつもお世話にになっているN木材さんから、北海道産のクルミの良いのが入ったという知らせがあり、名古屋のヤトミ製材所というところに出かけた。(6/8のことです)日ごろ狭い工房でちょこまか仕事しているので、たまにこういうスケールの大きなところに触れることはとても楽しい。とにかくでかい。フォークリフトも帯鋸も針葉樹や南洋材のでっかいのが土場にごろごろころがっている。なんといっても、製材所のみなさんのプロフェッショナル(当たり前なんですが)な仕事に触れるのが心地よい。どの丸太を選ぶかはもちろん大事ですが、それをどうカットするかも真剣勝負。もちろん自分なりに判断して一応は指示します。丸太の断面(木口)の白チョークは私が指示した最初のライン。実際に丸太を製材機に載せてみると、曲がり具合や瘤やいろいろ見えてくる。製材所のおじさんはきっと次々と忙しい状況なのに、実に丁寧に検討してアドバイスしてくださる。「こっちの芯はちょっと真ん中より寄っていて・・・この割れはおそらくここまで入ってくるから・・・ここは節がでそうだから・・・」で、結局ちょっと傾けてノコを入れた。至福の一時にご満悦の私なのでした。(なおこ木口が水色なのは、乾燥後他の丸太と区別するためカラースプレーしたからで、木の色ではありませんのでご安心ください・・・)