2006/07/21

長雨お見舞い申し上げます。


雨は怖い。山に居ると、長雨が続くと、不安が募ってくる。とにかく湿っぽくなってくる。地面のいろんなところに水がたまってくる。どこか、上のほうから地下をとおって出てくる水もある。前の道のせんげ(側溝)や、敷地の中を流れるせんげに絶えず流れる水の音。これで雨脚が強くなってくると、命の不安の気配を感じる。これ以上降らんで。早く暑い夏になって欲しい。
 虫を眺めている場合ではないのだけれど、前回のクイズの正解は5番の「蛾」でした。なんと、羽を広げた模様は木の樹皮そっくり。たまたまその横にいた「ニイニイゼミ」さんもびっくり。しかし世の中は不思議だらけですが、この擬態の世界は不思議中の不思議。なんでこうなるの。それを考えただけでも、気が遠くなってくる。子供の頃、よく捕まえたこのせみもよーく見ると立派な擬態。もちの木にはアブラゼミ。ニイニイゼミは柿の木によくいて、田舎の伯父さんが「柿の木は折れやすいから気をつけや」と言ってくれた。その柿の樹皮に十分よく似ている。

2006/07/14

一体これはなんでしょうか


暑い日が続きますね。 昨日、工房で研ぎをしてたら、 目の前にこんなものが張り付いていました。
なんやろ取ろうと手を近づけましたが・・・・ 一体これはなんでしょうか?

1.白樺の小枝
2.サクラの小枝
3.ブナの小枝
4.小枝チョコレートに粉砂糖をまぶした新作チョコ
5.蛾

※ヒント  大きさは3センチ程度 。よーく見てください。

2006/07/07

母性と輪廻


2羽の雌鳥が抱卵していた3つの卵は、なんとか一羽だけ孵った。漸く外に連れ出すようになったのに、その一羽の若母が突然死んでしまった。2羽で一生懸命育てていたのになんともむなしい。一方、オスは「どうしたの?」と思っての行動なのか?死んだメスを突っついたり、上乗りになってそれらしい行為をしたりしている・・・・、どうも、鶏には「死」という状態は理解できていないのではないだろうかと思う。なんとも情けない気持ちになったが、でもけなげに雛を守る母鶏の姿は本能といえども、心を打たれる。母は偉大だ。太陽だ。でないと、種は保存していかないよな。とまたシートンになっている私。7月5日は亡き母の75歳の誕生日。生まれたり、死んだり。輪廻を感じる今日この頃。