先日の寒波で小川の工房もこの通り。一気にきました。(19日の朝)
ここ2,3日は幾分寒さが緩んでこの通り。(24日の夕方)
巷は例年と比べて、クリスマスムードがなんだか気持ち寂しい気がしますが、気のせいでしょうか。
我が家はひとり残る娘が中3で受験勉強中。僕もまだ今年中に仕上げたい作品が残っており、それどころではないからでしょうか。明日から息子達も友達といっしょに帰ってくるので、クリスマスもその時におもっていましたが、ちょっとしたワインとちょっとしたビールと自家製ローストポークでプチイブをしました。長男の友人はドラム缶風呂に入ってみたいということなので、山の水が凍る前に、ドラム缶に貯めておきました。雪を見ながらも楽しいもんでしょう。
2009/12/25
2009/12/23
ピーター・オプスヴィックの椅子展
トリップトラップやバランスマルチのデザイナーのピーター・オプスヴィックの椅子展が新宿OZONEで開かれています。著書「“座る”を考えなおす」の翻訳出版を監修された島崎信先生の講演会が21日の月曜日にあり行って来ました。前日の日曜日には納品や打ち合わせ、メンテナンスの仕事を頑張ってこなしたので、たまにはいいだろうということで、月曜日は一日新宿界隈をぶらぶらしてきました。講演は5時からでしたが、私は3時頃にOZONEにつきました。ほんと久しぶりのOZONEです。10年ぶりくらいかな。オプスヴィックの椅子展のコーナーにはたまたま誰も居なかったので、ストッケジャパンのきれいなお姉さんの案内付でいろいろな椅子に座らせてもらって楽しい一時でした。学生の頃、(30年くらい前だと思います。)まだ家具職人になるとは夢にも思っていなかった頃、梅田の阪急(阪神?)デパートで初めてバランスチェアー(バリアブルかな?バリアブルが1979年発売というから大体合ってますね。)に座って、その発想の面白さに感激したこと。さらに遡って中学一年生の時、「ソングOFノルウェイ」というグリーグのミュージカル映画を観て、ノルウェイに恋をしてしまったことなどを思い、今現在、仕事としてトリップトラップを扱ってノルウェイと関わりがあるのは、そういう運命だったのだと、ホーグ社のスウィング6600に揺られていました。島崎先生のお話はとても暖かく、数々のヒントを与えて下さいました。まずは、実際に触ってみること、座ってみることを勧めていらっしゃいます。26日までやっていますので、是非座りにいってください。ストッケとヴァリエールとホーグ社の椅子が一同に集められ、さらにそれに座れる機会はそんなにないかもしれません。ということで・・・ご注文は是非グルッペへ!
2009/11/26
ミズナラ柾目の共木の天板
一本の同じ丸太から製材した板どうしを「共木」(ともぎ)といいます。共木で作った天板は、おのずから風格が備わります。今ミズナラのコタツテーブルを作っています。1050の丸で柾目板共木4枚はぎハイグレード仕様です。今回に作品は特に感動的です。4枚とも個性的で、色合いといいトラフの模様といい、これが同じ共木?というような個性の爆発です。おとなしいクルミなどの場合は、ほんとにやさしい優雅な作品になることが多いのに対して、ミズナラならではの面白さでしょう。
丸型の場合は外側の2枚は長さが少し短くてもいいのでそこんところも貴重な共木を有効に使う大事なポイントです。真ん中の2枚は幅が30センチを超える幅の板を使いましたが、この一枚でなんと樹齢260年をカウントしています。ぱっと見ると、トラフの模様が一筆書きのように見えますが、100年も200年もかかってできている模様なのです、改めて、そういう点でもミズナラ柾目の面白さを発見したのでした。
さて
ジグソーで大体の丸にカットします。この後ルーターできれいな円形にして、両面を鉋仕上げしていきます。
ちなみに原板の写真です。原木で直径が90センチ程度あったのも柾目木取りした板です。年輪を数えると350年くらいはありそうで途中でため息がでます。
丸型の場合は外側の2枚は長さが少し短くてもいいのでそこんところも貴重な共木を有効に使う大事なポイントです。真ん中の2枚は幅が30センチを超える幅の板を使いましたが、この一枚でなんと樹齢260年をカウントしています。ぱっと見ると、トラフの模様が一筆書きのように見えますが、100年も200年もかかってできている模様なのです、改めて、そういう点でもミズナラ柾目の面白さを発見したのでした。
さて
ジグソーで大体の丸にカットします。この後ルーターできれいな円形にして、両面を鉋仕上げしていきます。
ちなみに原板の写真です。原木で直径が90センチ程度あったのも柾目木取りした板です。年輪を数えると350年くらいはありそうで途中でため息がでます。
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