2014/01/28

チェリー波状杢の共木3枚矧


8年ほど前に丸太で購入したチェリーの一本が大当たりで、全体に波状の杢々が出現。いつか脚から何から何まですべてオール杢々のデスクをと!企んでいました。今回ようやくトライしています。
天板は3枚矧ですが、こういう板の場合は、どう組み合わせるか。めっちゃ悩むことになっています。例えば組み合わせ的には、、一枚で裏表、左右どちらにするか4通りの向きがあり、さらに順番をどうするか、手前にするか真ん中にするか、向こうにするかでさらに組み合わせが増えて計算上では、4×4×4×6で382通り?もあるのです。合ってるかな?その中からベストの組み合わせを選びたいのですが、それはもうなんといますか・・・・スーパー共木なのです。

ちなみに左の板だけを左右反対にしてみますと・・・こうなります。どっちがいい?ん・・・・

 手前の板を裏返してみますと・・・こうなります。どっちがいい?ん・・・・


右の板を左右ひっくり返してみますと・・・こうなります。どっちがいい?ん・・・・

というわけです。どこかで決めないといけません!!!ん・・・・

矧合わせの一つの考えとしてとして「反り難さ」ということがあり、木裏ー木表ー木裏としたいところですが、杢の出方の美しさで見ると、同じ向きの方が美しいことが多く、特に杢は木表では凸に見え、木裏では凹に見えることが多い。そういうバランスを楽しむ場合も大いにありですが、今回は木表同士を上にすることにまず決めました!これで組み合わせは半分になります!そして、次に矧面の隣同士の面白さ、矧いだのに繋がっているような、有機的な交わり。その辺で絞っていきます。
でもこれがまた光源がかわると、全然見え方が変わってきて・・・結局なかなか決められずに・・・何日も眺めてこうしてにやにやしています。贅沢な悩みでしょうな。

2014/01/26

友木(ともぎ)

さてこのブラックウオールナットの3枚矧ぎ、共木でしょうか?違うでしょうか?


もともと2枚矧ぎも可能な板でしたが、幅の狭い方(W400)をあえて二つに割って、真中に広い板(W500)を挟んだようにして、3枚矧ぎにしました。矧ぎ面は柾目どうしになりますので、ぱっと見一枚板風を狙います。両端に板目が残りますので、幅の許す限り、板目をカットしてストイックにせめていきます。
 実はこのもともとの2枚の板は共木ではありません。色合い風合いが、若干違って仕上がる可能性があります。2枚矧ぎはもちろん迫力あって素晴らしいとはおもいますが、この疑似一枚板風3枚矧ぎにすると、その違いが返ってアクセントになり、共木にはない味わいも期待できます。共木ではありませんが、違う丸太からの板をバランスよく使うので、友木(ともぎ)と呼んで楽しんでいます。

2014/01/19

共木(ともぎ)

同じ丸太から切り出した板を共木(ともぎ)といいます。通常一つの作品を作るには何枚かの板を使って製作しますので、共木だけで作ることができれば、その木の個性を最大限に活かした作品ができます。おとなしい風合いの丸太でしたら、落ち着いた雰囲気に、逆に元気な丸太でしたら、エネルギッシュな作品になります。実際は、丸太を製材する時には厚みやサイズはいろいろですので、なかなか一つの作品で全部を共木でつくることは難しいものです。

さてこの2枚の板ですが・・・ 共木でしょうか。違うでしょうか?


色合いはなんとなく似ていますが、木目の模様が全然ちがいます!
・・・実は共木なんです!
それどころか、長い一枚の板を2つにカットした2枚なのです。
手前と奥とではこんなに模様の雰囲気が違うのです。



でも2枚並べて使うと、共木なのにちょっと違和感がありそうです。
2枚矧ぎは迫力がありますがバランスがなかなか難しいものです。

そこで今回は、賑やかかな奥の一枚を真ん中にして、両側にこれまた共木の長い板を2枚にカットしたも板で挟んで3枚矧ぎにして天板を作ることにします。この両側の板も同じように、手前が大人しく奥が賑やかな板ですが、3枚になりますと、それもまた面白いかなという絶妙な感覚になります。



無垢の家具作りの醍醐味です。
面白い組み合わせが見つかればもう出来たも同然の気持ちになります。

2014/01/08

あけましておめでとうございます。



「日本を取り戻す」ためにも「自分も取り戻す!」
健康第一で体力を取り戻し、
おもてなしの心と気力をみなぎらせて、製作に励みます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2013/12/27

小掃除


  今日28日で工房の方は仕事納めにしようと思う。毎年この時期は、来年の製作予定の作品の材料を準備しがてら、材料整理と掃除や機械の手入れをする。特に手押し鉋盤(中央奥)は刃を交換するタイミングを作るために荒板をばんばん削って、気合を入れる。昨日は今年はもうこんなもんでいいかと、刃を変える前に、油を塗ったり掃除をしておいた。今日は刃の交換をするつもりだったが、ついついサクラの机の天板が気になり、すこし手押しをかけてみると、なんとすべすべ調子が良い!まだ刃を交換しなくても、大丈夫そう?手鉋もそうだが、いくら刃が切れても、台が調整できていないと削れない。機械もおんなじ。そんなことわかっているのだけれど、ついつい、機械の刃が切れないせいにして、手入れを怠ってしまう。来年はもう少し整理や掃除をしてじっくりと体もいたわって取り組みたい。

2013/12/07

いい下弦の月

 アイソン彗星は消えてしまったが、今度はラブジョイ彗星が見れるとか。愛やラブと名前がついて、おやじギャクらーには話題が絶えないが、一昨日の夕方、仕事が終わって庭から畑に向かってOO0ョンしてたらすばらしい黄昏月夜がふけっていた。

「いい下弦の月」だったので撮影を試みたが、手ブレて「いいかげんな月」になってしもた。




今のカメラ(D600)はISO感度を撮影時にワンタッチに変えられるので便利で、6400まで上げたみたが、F4ではシャッタースピードが1/3ではさすがにちょときつい。

2013/11/30

にわかりんご屋さん

今年もにわかリンゴ屋さん始めました。季節季節の行事で1年が経つのがなんと早いこと!と感じるわけですが、なかでもこのリンゴの発送は、今年のリンゴはどんなんやろ?という一抹の不安を抱えながら師走に入る忙しさの中での重労働でもありますので、かなりのものです。写真は2日かけての選果がほぼ終わり、ひとまずホットしているところであります。
今年は夏から秋が暑かったせいで、日焼けしたものが多く、リンゴ農家さんは苦労されたとのこと、味は例年どうりの甘過ぎず、シャキッとしたフルーティーな美味しさでまずまずでしょうか。
量に余裕がありますので、ご希望の方にお分けいたします。ちょっと形が歪だったりもしますが減農薬栽培ですので安心してお召し上がり下さい。
5キロ Lサイズ18玉 2700円 
5キロ 2Lサイズ16玉 2900円
10キロ Lサイズ18玉×2 4600円 
10キロ Lサイズ18玉+2Lサイズ16玉 4800円 
※税込送料込みの価格です。※北海道、九州は+400円、
一応ご本人さま向けのご家庭用ということでよろしくお願い致します。

完売しました。ありがとうございました。

2013/11/21

ギャラリーの様子


明るいうちに工房から戻ることはめったにないので、こんな風景は初めてかも。先週の日曜日の夕方、工房から白馬オリンピック道路に出たとき、東の空に太陽 さん?と思えるほど大きな怪しいげな月が上っていた。月にしてはでっかいなあ。と車を走らせたが、国道19号線の七二会付近で犀川に映す姿を見て、ここは車を停 めて写真でしょ!ということでカシャ。明日からの展示会への期待を込めて、いつもこんな素晴らしい景色のところを通っているのかと思うと・・・んんんですね。
  額を注文いただく時は、たいてい余分に作るが、どうしても材のバランスが良くなかったり、試作的に若干難ありの作品ができる。今回、そんな3点をBRIWAXという蜜蝋のスパニッシュマホガニー着色ワックスで仕上げてみた。いわゆるアンティークな雰囲気に仕上がり、それはそれで気にった額になったが、そこは現品大特価で飾っている。

真ん中の赤みの有るのが3点目(材はサクラでスパニッシュマホガニー仕上げ)




ツイッターでなんども紹介した千鳥格子の棚板の作品です。広島の友人のYさんが寸法だけを指定して、「あとは大橋さんのセンスにお任せ」ということだったので、千鳥格子で遊ばせてもらった。実はこのテーブル、高さが可変で、レンチをひねるだけで、現在の高さ500からぱっと?400になる。ぱっと見ではわからんようにしたのが私のセンス!?気にいってもらえるかどうかはわかりませんが・・・
 
今回の木の仕事展では、花台など、気楽に買っていただけるものもいくつか用意した。先の国立展では、この薄板のものが、花台といより、コースターやジュエリー置きにいいわということで好評だったので、また追加でたくさん作ってみた。今度はカップを置いてその横にお菓子でもおけるようなイメージのものも作ったが、昨日友人がくれたラ・フランスちゃんが座っています。


今日はちょっとお暇でしたので、ブログを書いているわけです。ギャラりー奥のスペースが居心地のいい空間になっています。お気に入りのヨーロピンアンジャズトリオのショパンを聞きながら、戸隠気楽珈琲さんの「あっさりブレンド」をすすりながら・・・・、安息日でした。たまにはいよね。







2013/11/03

LEDがツイッター!


先週初めに長男が久々に帰省して、なんやかんや仕事をして帰っていった。目に見えて変わったのは・・・
2階のワークデスクの電気スタンドのLED化。スタンド自体は私が学生のときに購入したナショナル製。なんともレトロな外観に最新といいますか?手作り感のLED。なかなかよろしいのでは・・・


 車庫LEDライトのセンサーがより実用的に作用するようになった 。

一階入り口の野外照明が防雨型のLEDになった。
 いずれもソーラー発電の利用で、ご満悦。今後パネルを増設して、冬の暖房・・・という方向にいくのでしょうか。

それからHPトップページのお知らせ欄のところをツイッターにしてくれて、「お父さん頑張って発信してね。」とプレッシャーをかけられています。

基本的には更新情報やお知らせと、つぶやき程度の発信はツイッターで、もう少しまとまった内容にしたい時は、ブログと思っています。そんなに豆にできないとはおもいますが・・・

 そんなこんなでLEDがtwitterということで今後ともよろしくお願い致します。



2013/10/20

宝の山から


家具製作ででる、取っておきの端材といいますか、面白い部位。家具を一つ作るごとに、これはアレに使えるかな!と自然の息吹きと造形美に感動する毎日ですが、でもその切り落としを使って、何かを作る余裕がなかなかなく宝の山は貯まっていきます。

来週の個展に向けて、昨日一日、思いきって時間をさいた。バルクの材を眺めながらここは花台に、ここはトレイに、ここは時計に、これは看板かなっと・・・自由度がありすぎて、私1人では判断が溢れてしまうので、一日かみさんにも来てもらって判断を仰いだ。感性の違いで新しい発想が生まれて、材としても喜んでいるようだった。

今回は主にグリーンを飾る台をテーマに製作した。作くりだすとあれもこれもっととまらなくなり、かなり疲れたが、幸せな一日だった。仕上げはこれからちょっと大変ですが・・・お楽しみに!

2013/10/10

メタボ対策



ドイツにメタボ社という工具メーカーがある。これはフリーアクセスサンダーというもので曲面の研磨などに威力を発揮する。でっぱったメタボのお腹もスリムに美しく削りとることができる。




ついにこのタイプのものを飲むことにになった。カロリーOFFだからといって、味の飲み比べといって、つい多めに飲んでしまったのではなんにもならないのですが・・・・

7月のカエルさんではないよね。たまたままたまた?本物に見えるのかなあ。

2013/10/09

ウインザーチェアー講習会

10月5日の土曜日、信州木工会木工研究会主催でウインザーチェアー講習会が開催された。この春に「ウインザーチェアー大全」という本が刊行され、その主筆の方々を講師に迎えて朝から丸一日椅子について考えるという幸せな講習会だった。

デニスヤングさんのお話。右は村田コレクションの椅子たち
内容は
第一部
武蔵野美大名誉教授 島崎信先生
題目「ウインザーチェアーの歴史とその背景・椅子の歴史における
ウインザーチェアーの重要性・日本独自に発展したウインザーチェアー」
★ホントにいろいろ良くご存知で恐れいります。若者に対する暖かいメッセージがうれしいですね。

第二部
村田洋子さん
題目「村田コレクションについて」
★亡きご主人からのヨーロッパの農民生活を主に生活文化をテーマとする博物館構想は是非実現して欲しい。村田さんの収集品のなかから、貴重な椅子を20点近くお持ち頂いた。

昼食時は、
亡き村上富朗氏のサックバックチェアーの製作を見ながら、追悼した。
私も個人的にいくつかの想い出があり、ほんとに惜しい方を亡くしたと涙する。

第3部
九州産業大名誉教授 FDY家具デザイン研究所主宰 山永耕平先生
題目「ウインザーチェアーの製作過程と道具」
★たくさんのウインザーチェアーを図面化されていて、教授でありながら木工家であるというなんともすばらしいご活躍。羨望の眼差し。

第4部        
木工ライター・編集者 西川栄明さん
題目「国内に所蔵されている名品解説とイギリス訪問報告」
ユーモアあふれるお話。特にイギリスの話のなかで、昔の椅子作りと工場での製作様子のビデオの対比は非常に面白かった。

第5部
「木工作家によるウインザーチェアー」本に解説している、横山浩司さん、デニスヤングさん、小島優さんが直接貴重な経験話が聞けた。ありがたい。感謝。
公演終了後1/5模型を解体されている山永先生
★この「ウインザーチェアー大全」という本は単なる趣味本やノウハウ本ではなく、歴史や 文化的な観点からも多角的に調べまとめあげられたある意味、椅子への恋愛本!です。それぞれ執筆された、諸先生の博学、や熱意も敬服いたしますが、それを まとめあげられた編集者の西川さんに感謝いたします。

一木工家としては試行錯誤の繰り返しで、モヤモヤしていることやわからないことも幾つか ありましたが、今回の講習会と本の解説でかなりスッキリしました。私はまだスピンドルバックの本格的なウインザーチェアーは作ったことはありませんが、これまで作って椅子の改良点などアイデアがいくつか浮かんできて、元気をいただきました。椅子作りに限らず、日頃ついつい効率や、速さを追求してしまうことも多いのですが、あらためて、こつこつとじっくりと作り上げていくことの当たり前さを学んだ一日でもありました。




2013/10/07

散歩の効果2

ちょっとした休憩のあと、いつもなら仕事にとりかかるのだけれど、今日はちょっと負荷を与えようと上の畑まで駆け上がってみた。100メートルと少し位しかないが、坂道なので、休まずに走りきると、案の定、太ももは怠く、息もゼイゼイ。

 取り残したピーマンが見事に赤くなっていた。赤ピーマンではありません。普通のピーマンなのですが、こうなります。トマトも最初は緑ですね。緑のトマトは青臭くて食べる気がしませんね。ピーマンは緑の状態で食べますが、ちょっと苦味がありますね。ピーマン嫌いの方は、この苦さがダメなのではとおもいますが、熟したピーマンは苦味が減って食べやすいのです。(昔ためしてガッテンでやっていました。p‐マン嫌いの方はまず完熟のを食べてみてはと)右は韓国唐辛子。こちらも最初は緑ですが、これはいつ食べても辛いですね。

散歩の効果は

日曜日、朝陽が眩しく目が覚めた。どうやら朝から良い天気のようだ。昨日はウインザーチェアーの講習会というのがあり、いろいろアイデアをいただいたので早速仕事にとりかかりたいところだが、先日の健康診断でいろいろ改善点が見つかったこともあり、まずは健康第一で散歩することにした。

後立山連峰。今年は暑かったので雪ほとんど融けたのかな。10月に入ってもこの陽気はちょとおかしいか。
でもいつもながら、ここからの雰囲気はなんとも言えぬちょっと幻想的で牧歌的。好きだなあ。

リンゴはフジにしては色付きが早いかな?ジョナ?でも全部こんなんやし。10月に入ってもこの陽気で早まっているのかな?散歩の効果?すくなくとも気分は最高。

2013/10/05

作り貯める

一つの注文があった時に、できるだけ2つ以上作るようにしている。どちらか選んでいただけるように、またもし失敗したときに、慌てないように。そんなこんなで、在庫として貯まっていく。


完成間近の左のブックボックス大。注文はひとつだけれど、ふたつ作った。お客様は節の入ってるものを!というご要望なので手間の作品を。奥が在庫となる。

ブラックウオールナットの椅子は組み立て前のものが1セットあったのだが、今回は2脚のご注文。在庫の1セットに合わせて、1脚だけ追加して作った。こちらはこれで在庫がなくなった。



3才位からのやや座面が高い子供椅子2脚のご注文。3脚作って選んでいただく予定。
※脚はブラックウォールナットで座面はクルミ(SH225)


A4書類の入る机上用のトレイ。
未決、既決箱として、2つの注文を受けたが、私も欲しい!コスト的にも有利になるのでたくさん作って選んでいただけるように提案したところ、「いろんなところで使いたいので、できれば全部欲しい」という嬉しいお返事。ということで、こちらは在庫に作り貯まらなかったというお話。


なお自家用に、樹種ばらばら作品の一つだけは残した。どうしても自家使いのものは、試作品やアウトレット品になってしまう。









2013/10/02

芸術の秋

先週末、軽井沢の大賀ホールでチェコ・フィルハーモニー室内合奏団の~秋を彩るセレナーデ名曲集~という演奏会があった。題目はモーツァルトのアイネクライネ・ナハトムジークから始まって、ドボルザークのホ長調・エルガーのホ短調・最後にチャイコフスキーのハ長調だった。最初はやや緊張感がただよっていたが、曲目が進むに連れて、メンバーの笑みも増して、最後のチャイコフスキーは感動の極みだった。 第1バイオリン4人・第2バイオリン3人・ビオラ2人・チェロ2人・コントラバス1人の12人の生身の演奏家が、目の前で見せるパフォーマンス。各パートの繋がりや、それぞれの見せ場も随所にあり、あらためてチャイコフスキーは天才や!と思った。クラシックといえばお固いイメージもあるが、モヒカン刈りのユーモア溢れるチェロ奏者もいらっしゃって、視覚的にも最高に楽しめた。やっぱり生はいい。演奏会の終わった後の夕暮れの軽井沢の秋の風がこれまた幸せな気分にさせてくれたのでした。

 さて、10月に入り、個展の準備にようやくお尻に火がついてきました。演奏会の朝に自宅の展示ルームでDMはがき用写真撮影をしました。何をどのように撮るか。いつもなかなか決まりません。コンクリート壁面のコーナーが一番汚れていて、いつもは気持ち隠しているけど、写真にしてみるとそれなりの雰囲気がでて、これはこれでいいかとこれでいくことにしました。
今回、新作のアイテムとしては、卓袱台と姿見があり、あと小物で、ランチョントレイや花台なども作りためて、気持ちオシャレに彩りたいな~んて、がらにもなく思っています。
さ~てこれから小川の工房に行ってきます!今日は本箱の製作です。


2013/09/25

ユッシー!


21日から23日の連休は配達とメンテナンスを兼ねて東京、宇都宮の2泊3日のミニ旅に出かけた。
宇都宮市から~長野市に帰るのに時間的にはもちろん高速を使って高崎まわりが早いのだけれど、距離的には、日光から金精峠を越えて片品村ー沼田市ー嬬恋村から菅平に抜けるコースが最短なのです。時間はプラス2時間ですみ、高速は使わないので、その分美味しいものを食べたり、温泉にはいったり楽しめる。このコースは今回が3回め。でも20年ぶり。日光は過去に6,7回行っているが、まだ東照宮にいったことがない。今回こそ寄ろうかなとおもったが、また素通りして奥日光の湯ノ湖まで走ってしまった。

以上奥日光湯ノ湖にて



温泉は群馬県吾妻峡の天狗の湯でお世話になった。八ッ場ダムの難しい問題を考えながら・・・









2013/09/04

ダイヤモンド砥石2

DMTダイヤモンド砥石。昨年#220(写真左)を購入したが、なかなか具合が良いので、もう少し目の細かいものも使ってみたくなり、今春、思い切って両面で粒度の違うタイプのものを購入した。#325と#600のデュオシャープ [W8EF] と#600と#1200の[W8FC]
最近の使い方は・・・#325でほんの少し研いで→#600でもう少し研いで→ふつうの砥石のベスター#1000でしっかり研いで→#2000→サンヨーの仕上げ砥 でゆっくり仕上げている。ダイヤの平面性が優れているからか、ベスター#1000の段階で、すでに吸い付くような感じで、サンヨーでの仕上げの段階では、ほとんど力を入れずに、するするっと研げて、これまで体験したことのない気持よさ。ダイヤ砥石は高価だけれど、このDMTその効果はあるかな。

でもその効果がどれだけ持つかな。というところはまだわかりません。そうなんです。なんでも最初はいいのですが、使っていくうちに消耗して、磨耗して、平面性がくずれたり、切れ味が悪くなった。結局そのときにどれだけ面倒みれるかって、それはすべてのものに共通してくる大事なポイントなんですが。。。。




ところで、ぱっと見で粒度がわからないので、色分けしてあるのだが、これがまだ慣れない。
#200#325#600#1200が順に黒、青、赤、緑なんだけど。この色の順番がどうもしっくりこない。赤の方がなんだか粗い気がする。

2013/08/30

晩夏のセミは?


 お盆前に東京で1周間すごしたとき、娘のアパートのある目黒区でミンミンゼミが鳴いていたので驚いた。僕が小学生のときは夏はほとんど、田舎(但馬地方(兵庫の北部))で過ごしたが、アブラゼミとニーニーゼミが主で、ミンミンゼミは声は聞こえはするが、裏山にいかないと出会えない貴重な蝉の印象がある。生涯で一度しか捕まえたことがなく、たまたま目の前の捕獲できるところいたやつを捕えた感動は今も忘れられない。
 クマゼミは但馬では、もっと貴重で夏休みの作品で大阪で過ごしたN君がクマゼミの標本を持ってきた時には目を疑った。大阪で鳴いているのはアブラと思っていたからだ
 ミンミンは小川ではツクツクと共に、晩夏のイメージだ。今日もつ・く・ツ・ク・ボ~~~~シともうダメ~~~と渾身の力を込めてないていた。(彼女がみつかりますように!)
 ところでヒグラシは、ここ小川村では、夏の始めの早朝と夕方に現れる。シャワシャワシャワと聞こえると、今年も夏が来たなあ。と、ところが、この間東京のお客さまと蝉の話しをしたときに、なんと東京では、ヒグラシは、晩夏に鳴くという。ヒグラシが鳴くと「あー夏休みも終わりだ」と寂しくなるという。ミンミンは夏真っ盛りのイメージだという。
 地域によって、現れる順番が違うのはたいそう面白い。熱い発見ができて楽しい夏だった。夏休みの自由研究で発表しようかな。

きゅうりはほぼ終わりだ。トマトはまだまだ採れそう。あ~8月も終わりか~。

2013/08/04

四方転びの卓袱台

作って見たい作品は山ほどある中の一つ、「四方転びの卓袱台」
春から東京で下宿生活をはじめた娘の為という目的を得て、ようやく形になった。

折りたたみの構造をどうするか。天板の形状や大きさはどうするか。
無垢材ゆえの反りをどう抑えるかなどいろいろ課題はあったが、
材はキハダに決めていた。和風の印象で、黄金の輝きのわりに軽く、反りもおとなしい。
形状は最近気に入っているスーパー楕円でいくことにした。
2.5乗から3乗までいろいろ検討して今回も2.8乗にした。
楕円のイメージよりかなり長方形に近くなるが、実用的にはおもしろい形であると思う。
特に今回は脚の長さをできるだけ確保するという点ではたいへん有利である。
(かみさんが計算式から型紙まで作ってくれた。もう趣味の領域)
サイズは娘の部屋には若干大きすぎるが、幅80センチ×奥行きは53センにした。
サイズを小さくすると脚の長さがその分短くなってしまう。
脚を出っ張らずに転ばせて、なんとか高さを28センチまでに確保できた。

折りたたみの構造は、木組みであれこれ考えたはみたが、どうしても仰々しくなるし、その分脚が短くなったり、使い勝手の問題もあり、なかなか良いアイデアは難しい。
そんな折「スガツネ」のカタログで、おもしろい金具を見つけた。「トルクヒンジ」メーカーに問い合わせると、「そういう目的では使ったことはないがおもしろいかもしれない」と興味を示してくれた。

いろんな仕様のもがあって、試してみた。ここは安全第一で固めのトルクのものを用いた。
定位置でのロック機能は無いけれど、折りたたむのにギュッと力が要るので、
使用中に勝手に動くことは先ずない。外から金具が見えるのが残念ではあるが、
そこは高級金具の「構造美」として割り切ることに。
さて、名前をどうするか。悩んでいる。
「四方転びの卓袱台」「楕円の卓袱台 」「キハダのスーパー楕円2.8の卓袱台」・・・・

娘(ひかる)に捧げるということで
「ひかちゃぶキハ2.8」
というのはどうかなとたまたま電話してきた息子に話すと「親ばか」と一蹴された。



真ん中の脚の折りたたんでいるのが娘用(当然試作品である)
周りの作品は来週8月8日から参加する東急たまプラーザの展示会に出展する。
是非見に来てください。