2011/08/31

大賀ホール

先週末、軽井沢の大賀ホールに訪れる機会をいただいた。五角形の斬新な空間は奏でる音楽を天に届けるかのように美しく響かせた。設計者の思いや演奏者の思い・・・人の営みの素晴らしさを感じた。大賀さんに感謝。長野市から1時間ちょっとで行ける距離。普段なかなかそんな余裕はないのだけれど、10月にイ・ムジチが来るよ。行こうかな。

2011/08/27

トマトなでしこ

夏野菜もそろそろ終わり。という声もきかれるけど、まだまだそれぞれに精一杯頑張っている。今年は少数精鋭で挑んだ夏だった。ミニトマトは赤と黄色の2本だけ。できるだけ剪定をせずに、自然に任せて育てたかったので、支えがし易いとハウスのパイプが残っている、上の庭のキウイーのそばに植えた。日に当たるのなら上にどんどん伸びていけばよさそうなのに、なんとキウイーに向かって伸びていく。果敢にも隙間を縫って伸びる姿を、あちゃらの強豪に挑むなでしこジャパンと重ねてみた。別にトマトが和というわけではないけれど・・・この場合は意外と支えてもらっているのかもしれない。

2011/08/20

一枚板で兄妹の机 

栃木県のHさんからお子様のご兄妹の机のご相談があり、先日工房に打ち合わせに来て頂いた。幅1200×奥行き700と1100×650サイズがご希望でしたので、いくつかの組み合わせの板を提案した後、最後にちょうどそのサイズがとれそうなメープルの一枚板を見ていただいた。風合いはかなり個性的なので、お気に召されるかな?とおもいましたが、貴重な出会いを大歓迎していただきこの板で作ることになりました。左側がお兄ちゃんのS君の天板になり、右側で妹さんのKちゃんの天板をなる予定で記念写真。
この板でいけるかどうか。まずは確認しようと早速ラフカットしてみました。なんとか幅と奥行は確保できそうで一安心。厚みは原板は65ミリあり、乾燥でかなり反っているけけど、おそらく40ミリ以上には上がりそう。SDタイプでは少しごっつい感じになるので、TDタイプの構造もいいかも。
このメープルの大木からはこれまで一枚板の座卓1台と、柾目ブックマッチのテーブル一台とキャビネットの天板の作品を作りましたが、机の天板は初めて。ちょーど奥行き的に机用と思っていたので、ようやくその時が来た!と感慨深い。さーてこれからどうするか・・・奥行きが広い一枚板は手持ちの機械には入らないので、手作業で仕上げることになります。格闘技の試合に挑む心境でしょうか。しばらくはこの状態で眺めて作戦をたてたいとおもいます。体調を整えて、気合を入れて・・・楽しみです。

2011/08/16

飛んで湯に入る夏の蝶

奈良の兄一家が訪れて、昨日は小川村の工房でキャンプ的一日になった。夕べはドラム缶風呂「白骨の湯」に入りそびれたので、今朝追い焚きをしてにつかった。朝風呂は申し訳ない幸せな気分。そこへ・・ひらひらと蝶蝶が一匹飛んできてドラム缶の淵に留まった。えっ。何?水??煙たくないの。大丈夫?と見ていると、まあ長い舌をぺろぺろ舐める舐める。小さな水滴がみるみるうちに次々と吸い取られていく。やっぱり水飲んでるんだ。でも水なら周りの草露の方が気持ちよさそうだけど・・・・なかなかここが気にっている様子。あれ?お尻から・・・同じような水滴が、おしっこやね。そらするわな。またバックしておしっこの水滴もぺろぺろしだすので。と水とおしっこ区別はつくのかな?と見ていると、さすが自分のおしっこは避けて飲まないようだ・・・とおもったらそうでもない。ちょっと飲んでしまっているようにも見えた。しかしペロペロのリズムに魅せられてすっかりのぼせてしまった。
もうおしまいねと蓋をしても、逃げないのだ。どういうことなのかな。よほどなにかあるのかな。ところでこの蝶蝶の名前は?なんとかシジミかな。
ドラム缶風呂はこんな感じ。網の上に少しパンを載せてプチモーニング~おにぎりと冷やし汁でお腹いっぱいの奈良の兄一家。

2011/08/11

木工教室2

長野もうだるような暑さが続いていますが、そんな中、昨日木工教室に参加していただいたのは、コニカ時代の友人のKさん一家とお友達のFさん。Kさんは高1のあっちゃんと二人でスツールを。阿吽の呼吸。
Fさんは籐工芸作家で、東京の国立市にギャラリー小花譜(こはなふ)を開いておられ、ふっとひらめいて、その看板作りに挑戦。
それにしても外が暑い時ほど、展示ルームは冷っと涼しく、助かっています。最後の隙間に黒ロープを使いました。皆さんの豊かな発想に感激です。
最初いきなり複雑な形の糸鋸の切り抜きから入ったので、一瞬めげかけましたが、そこはさすがにどんどん上達されて、素敵な作品に仕上がりました。
いつか私も個展をさせていただくことをお願いしました。楽しみです。

2011/07/27

ど根性アマガエル

何してるの?鍋熱くなってない?暑いやろに?・・・ちょうどお昼頃の話。陽は直接当たらないが、サンルーム状態で結構暑いはず。下から飛び上がったの?ほんま何してんの?どうする?・・・それからすっかり忘れていて、夕方鍋を使おうとしたら・・・①いなかった。②熱中症で死んでた。③背中に黒い模様ができていた。さ~てどれでしょうか。

ドミノを使った木のコマ止め

机やテーブルの天板と台輪や幕板などの脚部をつなぐ方法に「コマ止め」という方法があります。「コマ止め金具」という金具もあり私もよく使っていますが、空間に余裕があったり、金具が丸見えの時には「木」の「コマ止め」を使います。こちらは自作することになりますが、今回、扁平な形のダボ穴をあけられる電動工具「ドミノ」を利用しました。「ドミノ」は一定の幅の穴が正確にあく、その幅も3通りから選べる、なんと言っても場所によっては組立後でも穴をあけることができるなど、画期的で、コマ止めの穴あけ使えるな!とずっと前から思っていました。ただ木のコマをどういう形にすればいいのか、あまり深く考えていませんでした。今回ふっと、2枚の板を合わせたどうかと思い付きトライしてみました。穴に入る方は、トリマーで面取りして円形に近づけ、その上に木っ端を貼りつけて・・・思ったより作り易く、見栄えもまずまずです。ドミノの新しい使い方が拓けてご満悦。

2011/07/21

15年の味

 15年ほど前に、テーブル、椅子、キャビネットなどを作らせていただいた市内のKさんから、今度引越しするので、搬送とついでにメンテをして欲しいという連絡がありました。10年くらい前に一度お伺いしましたが、それ以来のことで、お互いの家族の成長とともに、使い込まれたの久しぶりの家具との対面に、感激の涙です。傷や汚れ、また丁番も一部緩んで、どこまでメンテしようかと思いましたが、バラせるところはバラして、グラノスで汚れをとり、アイロンを当てて傷を浮かせて、オイルサンディングで整えて・・・さすがに傷はなかなかとれず、諦めましたが、とてもいい感じに蘇りました。多少の矧ぎの切れや隙間などもできていましたが、それがまたなんともいえぬ新品にはない暖かみになっています。まさに「使い込んでいくほどに味のでる」です。 なおこの写真はメンテ前で展示ルームに運んだ時の様子です。机とベンチはサクラ材、キャビネットはクルミ材です。経時変化でサクラもクルミもよく似てきましたが、でもやはり濃いめのサクラを使いましたので、いい感じの赤みがでてきて、キャビネット天板の渋いクルミは風格がでてきました。

2011/07/17

木工教室

昨日、新しい展示ルームで初めて木工教室を開きました。生活クラブの仲間のIさんから表札のご注文の相談をうけたのですが、作ってみませんか?ということで今回ウェルカムボードの製作を企画しました。当初2階の部屋でやる予定でしたが、この時期はさすがにノークーラーでは厳しいかな。とくにサンルームのベランダでの糸鋸はないでしょう。ということで、今回は1階の展示ルームで。展示ルームはコンクリートにかこまれて、ちょっと洞窟のような涼しさがあり、夏はここかな。今回は除湿機と扇風機でなんとか快適に過ごせました。まずはプレートを選んで・・・名前はサクラの小枝で貼りつけて・・・準備してこられた柴犬の絵を糸ノコできり抜いて・・焼ペンを使って絵を書いて・・・オイルを塗って鎖をつけて出来上がり。3時間ちょっとの奮闘で素敵な表札のできあがり。制作費は時間と材料費で3600円也。皆さんもオリジナルプレートを作ってみませんか!

2011/07/13

スターバック

 ☆の形を切り抜いた背板の椅子だから「スターバック」チェアー。※コーヒーの「スターバックス」とは関係ありません。
 ちょうど節が上手くカット出来た残りの模様が、なんとも流星みたいで気にっています。材はクルミ。脚はサクラで座板はアカエゾマツ。
 星のところを、イニシャルに刳り抜いたら「イニシャルバック」チェアーかな。楽しそうだと思うのですが、どなたかご注文くださ~い。

2011/06/27

カエデ深まる


夏なのに、カエデが色着いたという話ではありません。4年前作ったイタヤカエデの机がいい色になりましたというお話です。奥の机がお兄ちゃんので、もともとはもっと白っぽかったのです。手前の作品は今回、弟さんに作った作品で、天板は同じ丸太からとった共木ですが、今回は色の濃いところや、元気なところをふんだんに使ったのですが、並べてみて全然違和感のないのにちょっと驚きました。でもデザインもSDとDD、脚も絞りとストレートで雰囲気はちがうし、なんといっても木目が全然ちがうのですが、よく似ているという実際の元気のいいご兄弟にピッタリの風合いでまたまた感激したのでした。

2011/06/22

高山に行ってきました。

 19日の日曜日飛騨高山で全国建具展示会岐阜大会というのがあり、安房トンネル無料化最後の日でもあったの行ってきた。この写真の扉はメッセージを込めた作品ですが、それぞれ技を競った作品ばかりで、組子の屏風で1200万円するのがあった。製作に一年かかったというから納得。
 高山の町を歩くのは初めてで、飛騨の家具屋さんもいろいろ見れていい刺激になった。帰りは安房峠を通ったが、急がなければ断然峠道が楽しい。久々の深山の空気に癒された。こちらは樹齢1200年の大イチョウ。春慶塗の椀と飛騨牛をほんの少しお土産に買った。モモです。サーロインはよう買わんかった。家で食べるのが安上がりで一番いい。自家製のえんどう豆、パセリ、二十日大根を添えて。

2011/06/18

撮影環境

新しい展示ルームのどこで写真撮影しようか。いろいろ試してみました。 まずは室内入り口付近で、自然光とダイクロハロゲン照明のミックスで。なんだかちょっと怪しげや雰囲気で好きなのですが、前は跳ねて、天板は赤いし、ちょっと難しいかな。

外の壁面のコーナで、自然光のみ。ちょっと暗いので、天板に合わせるとちょっと前が跳ねる。まずまずの雰囲気かな。ちょっと青いかな。屋根を透明にしたらもっと明るくて、良いスポットになりそうだけど・・・

 さらに道路際の明るいところで、やはり明るいと⁓ろはいい。ちょっと赤めかな。今日は曇りでよかったけれど、晴れるとちょっときついかな。
 こんなに色が違うと、本物は実際どうなの?なんの木なの?となりますね。
 そこで問題です。さてこの机の木はなんの木で出来ているでしょうか!正解者の中から1名様にこの樹種と同じ木で作った子供椅子のキットをプレゼントします。メールでご応募ください。ohashi@●woodgruppe.com(●は消してください)締切りは6月25日。正解者多数の場合は抽選となります。

2011/06/14

いい酸っぱさ

 遅ればせながら我が家のイチゴがようやく食べごろ。昔かなり増えた時期があったけど、いつのまにか、草に負けて消えてしまった。去年一株だけ買って植えたら結構ランナーも伸びて、も少し増えるかと思ったけど、結局二株の寂しい状態。でもそこは焦らず少数精鋭で!。10個はなるかな。苗が確か198円だったから、一個20円かあ。
 地面についたイチゴはアリの餌になって悔しいが、完熟の三つを採って帰って、三人で一つずつ食べた。「おいしい!いい酸っぱさ!」娘の感想がうれしい。今年はここだけはまめに草をとって世話をしているのでランナーも元気がいいぞ。一面イチゴ畑を夢見るおじさんでした。

2011/06/12

変った形のテーブル

キッチンの横についている既存のテーブルに45度の角度でつなげた。現物の幅や高さにぴったり合わせたり、脚の角度の加工に結構苦労してしまったが、座ったときの位置関係が楽しいテーブルになった

2011/05/30

森羅万象これわが師

一週間で 次々咲いて まわりの緑もどんどん伸びてく。なんでこんなに美しいの。たまたまBSをつけたら江戸から明治に活躍した金工の正阿弥勝義の話があって見入ってしまった。それはそれは見事な作品で、是非これは本物を見てみたいと思った。彼のモットーの一つが、「森羅万象これわが師」私もそんな気持ちでいるが・・・

2011/05/26

私のこんな未来

「マイ こんな みらいが~」なので、「私のこんな未来があ~」と最初おもってた。
先日ラジヲから合唱曲アレンジが流れていて、「舞い込んだ未来があ~」とやっと聞こえた。歌詞の意味、ぜんぜん理解していない。「いきものがたり」って思ってたし。
どうでもいいか!
今年も鉄仙(この字でいいのかな)が咲始めました。いい季節になりました。もうすぐ誕生日です。もうちょっといろいろがんばろ!

2011/05/16

炎の妖精

 炎の形。何かに見えませんか?ハウルの城のカリスファ~~~!? 

4年ほど使ったドラム缶風呂のブロックの土台がボロボロになって、ちょっとアクロバット的(特に出る特は気持ち命がけ)に入っていたので、昨日はたまにはこういう仕事もせんと!と引越しででた古材のブロックを使って、土台やまわりを作り直しました。今度のはかなりしっかりして安心で足も掛けやすい。流し台も、簾ももちろんどこかのおフルでおフロ。手直しは楽しいですね~。

 一番のポイントは焼き網を乗せ易くしたことです。鍋も桶ます。ということで、エコバーベキュウ新装オープン!です。高さが少高くなったので、強火の遠火ででいい感じです。どうぞお気軽に(材料持参で!ここがポイント)おでかけください!

2011/05/11

キヌサヤさんよろしく

昨年秋に撒いたキヌサヤがだいぶ大きくなった。
今年はキウイの剪定したツルを立ててみた。
なんだかちょっとアートな気分。絡んでくれるかな~。
なんだかんだでなかなか畑仕事をする余裕がないけど、
タイミングもありぜんぜんやらんのとちょっとやるとでは大きく違う。
少しでも種を巻いておけば、あとは自然の力がなんとかしてくれる。
今朝は早起きしてちょっと頑張った。
が、手は泥だらけになり、木工の仕事とは絡められない?のだ~

2011/05/02

ぼちぼちいきます。

 昨日漸く引越しが済んだ。丸々一週間もかかってしまった。そのてんやわんやの様子をブログでも伝えたかったけれど、その余裕はさすがになかった。今日で終わり!とハイエースに満載荷物を積むが、未だあるある~で一体これどうするの?と毎日ため息をついていました。贅沢な悩みですが。。。
 先週は長男が帰って来てくれて、LANや電話の配線などをやってくれた。中古の家なので屋根裏や外から、引っ張ることになったりで結構大変。まだまだ未完のところもありますが、今、二階のオフィス(いいねー)のパソコンで悠々と快適に発信できるのはありがたい。というか、こりゃ仕事をせんとイカン!という感じ。

 一階のエントランスは栗田の花や看板を置いただけですが、それだけでもちょっとギャラりーぽくなった。もうちょっとかっこ良くといきたいところだけれど、取り敢えずはこんなもんかな。その他諸々棚や収納などやりたいこと山ほどあるけど、ちょっと注文の仕事が遅れ気味で(すみません・・・)現品の作品は以前よりずっと素敵に見れる状態にはなりましたので、とりあえずは仮オープンという感じで、ボチボチやっていきます。 

 写真のベンチは、15、6年間自宅で使って、傷だらけの家具ですが、古いものもコンクリートのバックで結構映えるね。自家使いの初期の作品やアンティーク家具を並べてみるのもおもしろいかも。と夢はどんどんひろがる~。
 手前の鉢は小川村の斉藤稔さんからいただいたブルーベリーの苗木です。実りますように!