2013/08/30

晩夏のセミは?


 お盆前に東京で1周間すごしたとき、娘のアパートのある目黒区でミンミンゼミが鳴いていたので驚いた。僕が小学生のときは夏はほとんど、田舎(但馬地方(兵庫の北部))で過ごしたが、アブラゼミとニーニーゼミが主で、ミンミンゼミは声は聞こえはするが、裏山にいかないと出会えない貴重な蝉の印象がある。生涯で一度しか捕まえたことがなく、たまたま目の前の捕獲できるところいたやつを捕えた感動は今も忘れられない。
 クマゼミは但馬では、もっと貴重で夏休みの作品で大阪で過ごしたN君がクマゼミの標本を持ってきた時には目を疑った。大阪で鳴いているのはアブラと思っていたからだ
 ミンミンは小川ではツクツクと共に、晩夏のイメージだ。今日もつ・く・ツ・ク・ボ~~~~シともうダメ~~~と渾身の力を込めてないていた。(彼女がみつかりますように!)
 ところでヒグラシは、ここ小川村では、夏の始めの早朝と夕方に現れる。シャワシャワシャワと聞こえると、今年も夏が来たなあ。と、ところが、この間東京のお客さまと蝉の話しをしたときに、なんと東京では、ヒグラシは、晩夏に鳴くという。ヒグラシが鳴くと「あー夏休みも終わりだ」と寂しくなるという。ミンミンは夏真っ盛りのイメージだという。
 地域によって、現れる順番が違うのはたいそう面白い。熱い発見ができて楽しい夏だった。夏休みの自由研究で発表しようかな。

きゅうりはほぼ終わりだ。トマトはまだまだ採れそう。あ~8月も終わりか~。

2013/08/04

四方転びの卓袱台

作って見たい作品は山ほどある中の一つ、「四方転びの卓袱台」
春から東京で下宿生活をはじめた娘の為という目的を得て、ようやく形になった。

折りたたみの構造をどうするか。天板の形状や大きさはどうするか。
無垢材ゆえの反りをどう抑えるかなどいろいろ課題はあったが、
材はキハダに決めていた。和風の印象で、黄金の輝きのわりに軽く、反りもおとなしい。
形状は最近気に入っているスーパー楕円でいくことにした。
2.5乗から3乗までいろいろ検討して今回も2.8乗にした。
楕円のイメージよりかなり長方形に近くなるが、実用的にはおもしろい形であると思う。
特に今回は脚の長さをできるだけ確保するという点ではたいへん有利である。
(かみさんが計算式から型紙まで作ってくれた。もう趣味の領域)
サイズは娘の部屋には若干大きすぎるが、幅80センチ×奥行きは53センにした。
サイズを小さくすると脚の長さがその分短くなってしまう。
脚を出っ張らずに転ばせて、なんとか高さを28センチまでに確保できた。

折りたたみの構造は、木組みであれこれ考えたはみたが、どうしても仰々しくなるし、その分脚が短くなったり、使い勝手の問題もあり、なかなか良いアイデアは難しい。
そんな折「スガツネ」のカタログで、おもしろい金具を見つけた。「トルクヒンジ」メーカーに問い合わせると、「そういう目的では使ったことはないがおもしろいかもしれない」と興味を示してくれた。

いろんな仕様のもがあって、試してみた。ここは安全第一で固めのトルクのものを用いた。
定位置でのロック機能は無いけれど、折りたたむのにギュッと力が要るので、
使用中に勝手に動くことは先ずない。外から金具が見えるのが残念ではあるが、
そこは高級金具の「構造美」として割り切ることに。
さて、名前をどうするか。悩んでいる。
「四方転びの卓袱台」「楕円の卓袱台 」「キハダのスーパー楕円2.8の卓袱台」・・・・

娘(ひかる)に捧げるということで
「ひかちゃぶキハ2.8」
というのはどうかなとたまたま電話してきた息子に話すと「親ばか」と一蹴された。



真ん中の脚の折りたたんでいるのが娘用(当然試作品である)
周りの作品は来週8月8日から参加する東急たまプラーザの展示会に出展する。
是非見に来てください。

2013/07/18

ブックマッチの門戸


 先週、机の納品と次の製作の打ち合わせのため愛媛県の松山市を訪れた。30数年ぶりの四国の地を踏んだこともあり、また松山市が同じ県庁所在地の長野市とは比べ物にならないほど元気一杯の街でちょっと羨ましかったけれど、松山城の門戸の迫力には感激した。本丸大手の重要な固めで、城内でもっとも堅固な建造物に「筒井門」というのがあって、その扉の板戸に使っている板。長さ3メートル幅1.5メートル厚み6センチの楠の一枚板。左右でブックマッチで使っている。すっげー!
 「ブックマッチ」とは厚い板を2枚に挽き割って、それを本を開いたように2枚に矧ぎ合わせてテーブルの天板などに使う手法のことである。家具でも開き扉の鏡板にこのようなブックマッチ的な使い方を好んで用いるので、ジョージナカシマが名付けたブックマッチ以前に、古式ゆかしい呼び方がありそうですね。門マッチ?扉マッチ?だから・・・ゲートマッチ?全然古式くないですな。
 ところでこの門は1600年ごろの築城以来最古の建物のひとつであり、昭和10年に国宝に指定されたが、戦後消失し(なんともったいない!)昭和46年の作とありました。

2013/07/07

森のベラ



無垢の木は同じものが一つと無く、ほんとに様々の色合いや模様が現れ、その自然の個性の表現力に日々感動して楽しませてくれますが、その中でもキハダの色合いはちょっとどきどきする。黄色みを帯びた緑っぽいベースの色合いに、青っぽいスジや気持ち赤っぽいスジが現れるものがあり、お魚のベラの賑やかさに通ずるものを感じて森のベラとしてみた。
 先日コハダの酢漬けを食べた時、魚の名前が思い出せず、キハダだったかなと間違ってしまった。ベラとコハダはだいぶ違うが、もしコハダの色合いがキハダに似ていたら話は近いわけですが、いずれにしても、森の幸と海の幸がいろいろ混じって楽しい言葉遊びで楽しめる。
ベラの色合いはなんとなく妖怪的とも思えるがそれは「ベム、ベラ、ベロ、妖怪人間~」をこじつけたいからで、話はどんどん広がっていく。早く人間になりた~い。

2013/06/24

ソーラー効果2

先々週、息子と娘が帰って来た時に母屋の2階の事務室と3階のダイニングに1灯ずつLEDのライトが引き込まれた。実際には二人の屋根裏や床下での熱い作業があっての恩恵なのですが、節約的にはたかが3Wのライトなのできっとびびびびたるもの。でも意識としては大きな変化をもたらせているのが実におもしろい。通常の節電ではできるだけ無駄な明かりは消して・・・という気持ちがまず働きますが、ソーラーで発電した電力の場合は、せっかく充電したのだから、使わないと勿体無いという気持ちも交錯します。そう、これまでは積極的に節電で消していたのが、このライトはまず灯けたくなるのです。灯けていても罪悪感がないのです。楽しいのです。
でも雨が降ると全く発電しなくなるので、雨の日の憂鬱度はぐっと上がります。

2階のワークデスク(夜の仕事が楽しそうですが、眠気には勝てない・・・)


3階のリビング・夜はこれで十分
※テーブルの天板は例のミズナラの柾目のこたつ用(80センチ角)。塗装の違いによる深まり具合実験を再開した。

2013/06/08

駒ヶ根くらふていあ

先週末、駒ヶ根くらふていあに久しぶりに参加してきた。第17回目というから、感慨深い。第1回目か9回目くらいまでずっと参加して、少し休んで4、5年前に参加して以来。昨年まで娘の高校の吹奏楽の演奏会の時期と重なり、子供行事優先で参加できなかった。(抽選にもれたというとこもあったが、娘も今春無事卒業して、フリーになった(親が)というタイミングではある)

駒ヶ根は特に家族とともに一緒にも楽しく過ごしてきたという想い出深い場所である。あれからもう10年、15年か・・・・会場は駒ヶ池周辺にも増えて、なんと300店が出店。小さな子供を連れて、参加しているクラフトマン家族をみると、我が家の昔を見るようで微笑ましくなつかしい。その時に、老夫婦の二人だけの参加姿をみて、いつかああなるといいね。思っていたのに近づいてきたかな。

当日の早朝に出かけたらもうすでに場所獲りはほぼ満杯状態。ひえー。いやーみなさんの熱の入れようにちょっと焦り。結局端っこの斜面の木立の中でやらざる負えず・・・でも、なんとかテントが晴れたので、テントの中に木があるなかなかの雰囲気になった。
シャトルバスが発着する入り口の直ぐそばだったので、まずは見てくれますが・・・


気(木)になるカスタネットと子供椅子。
 
新しい人家族との出会い。いい思い出になればこの上ない幸い。








2013/05/19

ソーラー効果

ソーラーのLED照明はトワイライトになると勝手に点灯してくれるが、ここ何日か、何もないコンクリート壁を照らしているので、「早く看板を作って」とせかされた気分。店頭に看板がないというのはちょっと情けないのは百も承知で、ここはいよいよ「今でしょ」ということで決心した。昨日工房で10年ほど使ったこれまでの看板を削り直しておいた。厚み35ミリくらいから25ミリ位になってしまったが、コンクリート壁面にかけるにはちょうど良い。字体はこれまでは私の全くの自筆でしたが、今回はイラストレーターのフォントを使って墨筆でなぞった。ちなみにさりげなく?花の前に置いてある子供椅子は、こちらも前から作りたかったオスモのオパーク着色仕上げ。看板製作がスムーズにいったので、椅子の組立が5台と座編みも1台完成して、充実した日曜日になった。
夜のコントローラはいろいろ数字が光って美しい。発電はお休みで0.0W・・・バッテリーは11.1Wの出力で、なんでマイナス?下の10.3Wは・・・・、右側の液晶は・・・ん・・・説明は一応聞いたのだがよくわかっていないな。パソコンには次のように現われる。t蓄電したものを、一生懸命使って頑張っている様子が見れて微笑ましい。
※なお左側にさりげなく置いてある缶々はオスモのオパークの塗料です。

2013/05/17

ソーラー初電

念願のソーラー発電。昨年一年間の長男のアパート(東京)での実験を経て、ようやく我家での実用段階に入った。
どれくらい発電するのか、バッテリーにはどれくらい貯まるのか、それで実際にどれくらい使えるのか。まずは一階の夜の照明の一部に使って見ようということで、先週末帰省した長男といっしょに汗を流した。
と言っても私が関わったのはパネルを載せる台を「木」で作って設置しただけで・・・
ソーラーシステムのコントロラーは業務用の放送用機器の中古をパーツ取りした後、改良自作したもの。こりゃもう 私にはよく理解できないし、高専のソーラーカー部出身であり放送業界に勤める彼の趣味の聖域ですな。



パネルはASAHI TECHNOROGY社のA1-198 。「 made in Japan」そこは彼のこだわり。ちなみに、昨年東京方面配達の折に八潮市のマニアックな店まで買いにいかされて(送料分安いということで)、彼のアパートに届けたという仕事はした。
一階の両脇の明かり(看板を付ける予定のところ)と展示ルーム内のLED(いずれも12V用3W)が今回のソーラーのおかげ。あと左奥の納戸の電気もオン・オフで点く(これまで100Vだったので多いに節電になる)

☆思った以上の十分の明るさで、まだ数が増やせそう。追加でどこに明かりをつけようか。
☆発電は午前の8時頃にはピークになってしまっているので⇒バッテリーを増やせばもっと電気を貯めれる。或いは昼間に余剰電気を有効活用する。冬場は展示ルーム内のオイルヒーター?或いは換気のファンも使えるかな?出力が12Vなので、その辺の変換も考慮せんとイカンとね。
まっ、パソコン上で様子をモニターしながら、毎日の天気を気にしながら、そんなことを考えるのはかなり楽しいことではある。























2013/05/07

ノビロンチーノ

野蒜のスパゲッティ・・・のびたスパゲティ・・・野昼の・・・やっぱりノビロンチーノが似合うかな

烏骨鶏がいなくなってもう何年。しばらく飼うことはないかな。っで鳥小屋を解体したらだいぶスッキリした。

2013/05/02

Welcome to ~

2本のチェロでロックやポップスをカバーする2CELLOS。数ヶ月前に来日した時にたまたまTVでみて、そのカッコ良さに魅せられた。先日散歩で寄った近くの本屋さん(平安堂)のCD売り場に、セカンドアルバム発売!と飾ってあったのを見つけた。おー!これはあの時の・・・と思いきって(まずはファースト・アルバム)を購入した。恥ずかしながら原曲を知らないものがいくつかあり、その中のひとつが、ガンズ・アンド・ローゼスの「Welcome To The Jungle」。後日他のアルバム(ミューズやコールドプレイも)もレンタルして、原曲に立ち返って聴いている。ちょっとしたロックブームで少し若返っているかもの私です。視点は違いますが、Welcome to theホニャララという響きがなんとなく新鮮で気にっている。

GWま只中。ここんとこ少し肌寒く、芽が出たアスパラが霜にやられたり、リンゴの雌しべがやられたり農家の方は苦労されていますが、工房のチューリップは見頃です。「チューリップってチューする時の唇に似てるから?」っと女房に聞くと「チューリップのチューってそう意味ではないでしょ。」とに一蹴。明日の昼は野蒜スパゲッティの練習をします。GWはwelcome to the gruppeということでどうぞよろしく。

2013/04/24

家具家の子供たち

「お子さんの家具はお父さんの手作りでいいですね。」と時々羨ましがられるが、実際は子供のために作る余裕はなく、試作品や売れ残りをあてがってきた。この春東京にでた娘の本箱(ブックボックス大)は兄(次男)のお古(もともと試作品)。(スピーカーは長男からプレゼントだけれどハードオフ経由の中古のさらにお古でTVは実家のおじいちゃんのお古) 先月末の引越し初日にしてはなかなかの雰囲気にはなってはいたが、もう少し収納スペースが欲しい。これからいよいよ一人暮らしで勉強するのかと思うと、ここはちょっと親父らしく娘のためにということで・・・今回東京方面の配達時に立ち寄ってブックボックス(大)(これまた作りかけの在庫)を使って、突貫工作を試みた。
ブックボックスの側面を長い板で2つ繋いだ。奥行き24センチ。ノックダウン式。次の課題は、折りたたみ式の卓袱台。これは私の一つのテーマであるので、商品化も見据えて本腰を入れたい。





2013/04/10

桜3分咲き

                                                                                                                                4月9日午前7時

自宅から徒歩3分のところに長野マラソン(4月21日)のスタートにもなる長野運動公園がある。
 サクラは3分咲きかな。マラソンの時期は満開の印象なので、今年の桜は長野市も早そう。

サブトラックは一部タータンになっていて、この匂いを嗅ぐと、一瞬にして、条件反射的に若き日の血が騒いでしまう。100メートルを流してみた。なんだこの体は!という情けない疲労感。でもジョギングとは違う、全身の細胞に有酸素負荷を感じるこの短距離系の久々の快感は堪らなくサディスト?\そろそろもう少し走れるように今年こそ頑張ろか。とまた一瞬思ってしまう。

2013/04/08

天板交代

下の娘が進学して家を出たので、ついに夫婦二人きりの生活になり、大きな節目を迎えている。
自宅のダイニングテーブル(チェリーの棚脚タイプのB&Bテーブル・幅880×1900)は栗田時代からかれこれ10年ほど使ってきたが、今の居間にはちょっと大きすぎる。もうこの天板広さをいつもキープする必要もなくなったので、むしろTVを見たり、柔軟体操をやったりのくつろぎのスペースを増やそうということになった。
                                                                              before


そこで正月しか使わなくなっていた幅800×1200のクルミのこたつの天板(こたつテーブル第一号のはしばめタイプ)に変えてみた。脚はそのまま使って広くなったスペースに20年ほど使っていなかった昔の懐かしいインド綿のラグマットと「くつろぎチェアー」を置いてみた。なかなか快適な空間になった。
                                                                                 after

           
棚タイプの脚とはしばめタイプのフラットな天板はこういう模様替えに非常に威力を発揮する。

カウンターの下に天板をスルスルと潜りこませることができるので広さの調節が可能なのだ。
普段は目一杯奥まで入れると、二人用としては良い感じの距離感になる。引き出せば4人はいける

日々、諸々いろんなことが、変化し始めた今日このごろ。まだ人生道半ば。頑張るしかない。






2013/03/29

熊の湯・横手山スキー場

今年はクロカンスキーもゲレンデスキーも一度もやらずに冬が過ぎてしまった。そんな時に助かるのが、志賀高原熊の湯・横手山スキー場。これまで何度か、この時期に訪れて楽しませてもらっている。4月から東京の大学に進学することになった娘は、高校3年間は吹奏楽「命」でスキーは一度くらいしか行かずじまいで、「またボーゲンからかも」と情けないことをいう。ちょうど北海道から次男も帰省していることもあり、27日の水曜日に頑張って出かけた。スキーには断然ハイエースが活躍するが、先週の東京配達でノーマルに履き替えてしまったので、どうしようか迷った。もう一台の車はまだスタッドレスを履いているが、いかんせん荷台が狭い。どんなもんか、4人分のスキーを載せてみた。満載感溢れたけれど、なんとかいけるか。片道1時間の辛抱ということで、ここは安全第一でスタッドレスのクルーズにした。道の様子は下りに一箇所だけ凍ったところがあったけれど、ノーマルでも大丈夫だったかな。
 熊の湯スキー場から横手山スキー場(右上)を望む。(photo 悠)

このあたりまで来ると、この時期でもまだまだパウダー状態。気温が上がってくると、さすがちょっとざらざらしてくるが、大満足。熊の湯でウォーミングアップして横手山山頂コースを目指す。今回は横手山に繋ぐリフトが修理中でちょっと困ったけれど、結局少し歩いたりして、それはそれで楽しかった。


横手山山頂(標高2307M) やや曇りがちでしたが、景色は最高。

半日券は午後1時まで。お昼頃には山頂に上がっておいて、あと1時間ほど山頂北側に渋峠スキー場で時間調整して目一杯滑る。ここも雪質最高。かなりお腹もすいてきたところで、横手山の山頂の「雲の上レストラン」へ。昼過ぎなので、席も少し空いてくる。名物の「ボルシチセット」と「きのこパンセット」で温まる。1時間ほど休憩して、ちょっと脚は痛いが、山頂にいるので降りるしかない状況が出来上がっている。気合を入れ直して一気にダウンヒル。(午後2時半着・半日券で十分すぎる体育会系満足感)
帰りは湯田中の駅の「楓の湯」につかって、さらに出来上がり。湯上りの娘が一言。「あーさっぱりした。疲れが全部とれた!」午後5時自宅着。いただきもののモロゾフのチーズケーキでお茶をした。皆元気そうなので、冗談で予定していたボーリングへ行くことになった。2ゲームやった。学生は午後6時までは、2ゲームと靴で500円で助かった。私は1年ぶり以上の久しぶりで腕が痛い。その後さらにビリヤードを1時間。おまけに楽しんだ・・・・子供追い出しスポーツ大会の出血大サービスの一日でした。4月からよいよ夫婦ふたりの恐ろしい生活が待っています・・・・。



2013/03/17

信濃の舎

一度訪れたかった美登利屋工務店さんのモデルルーム「信濃の舎(いえ)」(長野市青木島)。昨日はイベントでコンサート(西田剛さんのサックス) があるとのことで家族で出かけた。秋山東一さん基本設計の小さな家。どこにいても心地良いワクワクする楽しい家だった。こんな家に住みたいと思った。その居間でサックスの生演奏。なかなか良かった。今度(3月23日)は寺島有理奈さんのトランペットのコンサートです。私は東京へ配達でいけませんが、お暇な方はぜひどうぞ。http://www.om-midoriya.jp/


ところで建築家の亡き奥村昭雄先生の追悼企画の雑誌「住宅建築」の4月号に代表的住宅として美登利屋さんが施工した長野市Yさんの家が載っています。その時(15年前のこと)先生の設計したテーブルを作らせていただいたのですが、「家具:◯◯◯◯」と名前を載せてもらっていてびっくり。先生に直接教えをいただいた想い出や、雑誌を読んで、あらためて先生のレオナルド・ダ・ビンチぶりに感心し、私もできることをもう少しこつこつと頑張って行こうと決心新たにしたのでありました。合掌。

2013/03/14

キンキの一夜干し



久しぶりにF君が手伝いにきてくれたので
ちょうどお父様のFさんに送っていただいたキンキの一夜干し(茨城大洗産)を、今年初のエコバーベキューでいただいた。桜と水楢でちょっと燻して、絶妙の一品になった。

2013/03/07

啓蟄2013


二十四節気の中でも啓蟄が一番好きなような気がする。


2013年3月6日午後1時半。小川村成就の工房上の花見台にて。

今日はオイル塗りをガンガンに頑張った。いい匂い。やっぱりオイルがいい。

2013/02/28

オイルかウレタンか

先日信州木工会主催でウレタン塗料の講習会があったので参加しました。

☆一つは寿化工のプレポリマー(木固めエース)。文化財の修復や木製の食器などに広くつかわれているウレタン系塗料。
☆もう一つはキャピタルペイント社のオリオ2。オイル仕上げに近い風合いのウレタン系塗料。(写真はキャピタルペイントの長澤さんの実演)

私は、これまでほとんどの作品はいわゆる自然系のオイルで仕上げてきましたが、オイル仕上げにするかウレタンにするかは、いろんな視点で考える必要があると常々思っています。

扱いやすさ・・・塗装する私の側としては、直接手に触れられる自然オイルの方が断然安心で、お客さんも自然オイルを希望する方が多いので、迷わずオイルということになっています。ウレタン系はポリウレタンを形成するイソシアネートの反応性が高く、匂いもきつく、あまり使いたくないという面があります。しかし、乾き易さという点ではウレタン系にメリットがあります。乾くと匂いは全くなくなります。一方オイルは乾くのに時間がかかり、匂いが微妙に長く残ることもあります。納品時に「あーいい木の匂い!」といわれることが多いのですが、実は大抵はオイルの匂いのことが多いのです・・・・

安全性・・・一旦形成したウレタン自体には安全性の問題は全くないので、家具を使われるお客様にとっての安全性という視点では両者に差がないと考えていいとおもいます。・・・ppmオーダーの残留物が影響するのでは?という不安はウレタン塗料でも自然オイルでもどちらにしても絶えず残るかもしれませんが・・・我々の無垢の家具の塗装でそこまで気にするのは、ちょっと考えすぎでしょうか。

仕上がりの風合い・・・ウレタンの方が自然でないという印象があるかと思います。確かにそれは大事な視点で、いわゆる厚く塗膜を形成するタイプのウレタン塗装はもちろん考えていません。「オリオ2」は天然のオイル(ひまし油・不乾性油)にイソシアネートを加えてウレタンにするこだわりの優れもので、ぱっと見の仕上がり具合は、オイル仕上げと差がありません。もちろん塗り重ねますとうっすらと塗膜を形成していきます。オイル仕上げもオイルサンディングしたり、なんども塗り重ねますと塗膜っぽくなってきますので、オイルかウレタンという差ではなく、塗り方でも大きく影響されます。

汚れやすさ、メンテナンス・・・ウレタンの方が断然シミは付き難いのですが、全然つかないわけではありません。ウレタンはメンテナンスフリーといっていますが、どうでしょうか?むしろお客様サイドでウレタン塗料を塗ることは、まず無理ですので、そのレベルでは、メンテナンス不可?という視点もあるかとおもいます。日常のお手入れと言うレベルでは、通常のオイルと同様のメンテ(もちろんウレタン仕上げの方が楽ですが)で良いと思います。

 シミがついてどんどん味が出てくるオイルが好みか。或いはいずれ使い込んだ味はそれなりにでてくるが、日頃シミは気にせずに使えるウレタンがいいかということでしょうか。

濡れ色の変化・・・・オイルでは時間が経つにつれて色が深まっていくことが多いですが、オリオ2は深まりにくいというとい特徴が有り、この差は大事な視点だと思います。

結局・・・
★シミ等は気にせずにまたどんどん色合いが深まって楽しみを味わう場合は・・・自然系オイル
★シミは付き難い方が良い。色も深まらない方が良い。でもオイルに近い自然な感じでという場合は・・・・オリオ2でしょうか。
なお、オリオ2は通称ウレタンオイルとも言われていますので、これで仕上げればウレタンだけれどオイル仕上げ?ということになります。気持ちはわかりますが・・・返って話はややこしくなってしまうような?








2013/02/22

PM4.5

夕方4時半、白馬の方は雪のよう。明日はこちらにも来るのかな。

まだまだ寒い日が続いていますが陽は随分長くなりました。青森の酸ヶ湯温泉で5メートルを超える記録的積雪というニュースがありましたが、工房の小川では雪は例年より気持ち少なく助かっています。


午後1時半ごろは晴れていましたが・・・雪はこんな感じです。
つららができるということは、溶けているということです。