2010/11/14

こたつテーブル

「家具調こたつ」ではなくて、これが本物の「家具こたつ」やと言ってきましたが、最近は断然「こたつテーブル」のネーミングが気に入っています。毎年この時期はいくつか注文で作りますが、今年はサイズが1200×800、1050の丸型、800×800でいずれもミズナラの柾目仕様でそれぞれ1台ですが、頑張って予備に一台ずつ作る予定です。写真は木取りしたミズナラ柾目板の原板です。一応の木取りが終わってちょっと安心しているところへコッコが見に来ました。(ほんまでっかあ~)少し寝かせて、さらに組み合わせを吟味して、矧ぎ合わせて仕上げていきます。脚はこれからですので、もしこのサイズでご検討の方~。いまならまだ間に合います。標準仕様は高さが360でヒーター無しですが、高さの変更やヒーター付きもできます。12月中旬にはお届けできる予定です。奈良のIさ~ん、千葉のTさ~ん。長野のOさ~ん(実は自宅用です)待っててねー。

2010/11/13

ピーマンのカキ詰め

ここんとこの冷え込みでさすがのピーマンも最後の収穫。熟したピーマンは柔らかく、甘みがあって食べやすい。でもたくさん採れたし、どうすっかなあ。
ここんとこカキが無性に食べたくて、今日もカキを買ってしまった。今日はどうやって食べよかなあ?
そや!「ピーマンのカキ詰め」!!!・・・・味付けは適当でしたが、なかなかの食感でした。

ところで、「ピーマン「の」肉詰め」?「肉詰め「の」ピーマン」?・・・カキを目一杯詰めたわけではない(怖くて一個しか入れていない)ので、「カキを入れたピーマン」かな。いや「ピーマンに覆われたカキ」?どうでもいいか。すんません。

2010/11/12

モリーそば

昨年来たイギリスの高校生モリーちゃんが今年も我が家にホームステイでやってきた。4泊5日のてんやわんやの日々でしたが、最終日は戸隠の「とんくるりん」でそば打ち体験をしてきた。
モリーちゃんが打ったそば、これがほんまのモリ蕎麦屋や!This is real Molly's MORISOBA!といってみたがモリちゃんは「????」
とんくるりんのスーパースライダーの上に上がってみた、素晴らしい景色の展望台です。カエデも丁度いい感じ。11月6日のことですので、まだこの週末持つとおもいます。おすすめです。もちろんスライダーも

2010/11/09

キットで椅子作り

先日の多摩クラフトフェアーで椅子作りに挑戦していただいたときの様子です。
中学生の息子さんとお父さんのコンビは昨年スツール430を作りました、今年も430ですが鹿の子編みに挑戦しました。
鹿の子編み・・・ここは左阿弥の都也子先生の出番です。
もう一家族は2年前にスツール570のキットを2台購入いただいたんですが、昨年のフェアーにもお越しになって、「まだ作っていないんですけど・・・」「ここで作りますか!」とお誘いしましが、そのままになっていました
・・・今年もいらっしゃいました!!!!今年こそ作るぞ!!最初はお父さん一人で奮闘されていましたが、そのうちにお子さんが入れ代わり立ち代り現れて、ふたりとも座編みの手伝いにはまってくれました。親子の阿吽の呼吸で見事2台完成しました!
ひっぱれー♪ひっぱれー♪みーんなのヒットパレード♫ わっかるかなあ???
ご苦労さまでした。またね~~~げんきでね~~~。ということで・・・・皆さんも椅子作りに挑戦してみませんか!!!特価セールやっています!!!という宣伝でした。

2010/11/04

パワースポット

こないだの日曜日、奈良の春日大社にお参りしてきた。何年ぶり?25年ぶり?その後子供達といったことがあったけ?10年ぶりくらい??実は今回は正倉院展を見にいったのですが、145分待ち!であっさり諦めて、歩いているうちに・・・春日さんの参道へというわけ。こちらの参道も結構な賑わいで、奈良ブームやな~と突き当たると丁度、夫婦円満のお宮・・・とあり、ついつい右に曲がって、導かれてしまった。
 さっきの賑わいはどうしたのという感じの、ひとけの少ないしっとりしたいい雰囲気。時々訪れる方は、私と同じく、きっと神頼みかパワーをもらいにいらしゃってる方のように思えた。「パワースポット」ってあったけど、なんだかそんな気がする。気がするといえば木がする。やっぱり木に目が行く。立派な木が身近にあり、朽ちかけた大木の枝や根から、また実生の株が息づく。こちらもりっぱなパワースポットと感じてしまう私でした。
 しとしと雨が降り出し、長野への帰途、6時間のドライブはずっと雨のシャワースポット。


2010/10/11

多摩クラフトフェアー

昨日は雨が心配でしたが、日頃の行いがいいようで・・・もちました。よかった~!。いろいろ現品特価大サービスです。遊びにきてください。

2010/10/06

キット新作「座卓兼用T字脚」

 多摩クラフトフェアーがいよいよ週末10日11日に迫ってきました。今年の新作のひとつは、座卓兼用脚のT字脚のキットです。ずーと前から考えていて、材はいろいろ溜め込んで準備していたのですが、漸く形になりました。写真は展示用にも使いたいので組み立ててありますが、一応キットとして販売します。
 33ミリの角材にドミノというジョイントシステムでホゾをこしらえてありますので、誰でも簡単に作れます。ボンドを使えば十分な強度になりますし、今回ノックダウン式の什器としても使えそうで、クラフトフェアーなどでも活躍できそうです。
 実際には天板が必要ですが、その辺はそれぞれにこだわりの天板を用意していただくことになります。天板推奨幅は530以下で長さ400以上です。展示ではいつものイタヤの幅1800クラスを載せて使用しますが、キット作品としてはナラ材の厚みが17ミリ程度の3枚矧ぎ(これもドミノで組み立て式)で長さが700~1000ミリくらいのものを作って持っていこうかとおもっていま。こんなサイズがいいというご希望がありましたら早めに連絡くださ~い。
 ちなみにのっかているのは、カスタネットの新家族で~す。こちらもお楽しみに。

2010/09/26

トマトさんご苦労さんでした

 いっきに涼しくといいますか、寒くなりました。暑い暑い夏でしたが、この夏トマトは大収穫。ミニと普通のトマトを2ずつ植えたのがジャングルのように育ち、食べた食べた。消費しきれず、家族げんか(私ひとり怒っていたのですが)の種にも。そんなトマトもさすがに終わり。コッコもご苦労さんでした。地面に落ちたのや過熟のやつをせっせと食べてくれた、今年はスイカも大豊作。苗ひとつに3つもできて、先日もう終わりやろと刈り取っらまだ3つなっていた。さすがに薄ピンクで未熟だったけどコッコは大喜び。トサカがトマトとスイカでベトベト。
 奥のナスとピーマンとオクラはまだもう少しとれるかな。オクラは世界中でつくられていて、暖かい国では越年するそうだ。日本では寒くなると枯れてしまうけど、トマトやナスもオクラにまけない立派な茎をしているので、気候さえよければ越年するのかな?そんな生命力を感じます。でももうしばらくトマトはいいや。

落雷被害の方はたいへんご心配をおかけしましたが、なんとか復旧しています。グルッペだよりのほうでもお知らせしましたのごらんください。

2010/09/02

緊急のお知らせ、落雷被害

9月2日現在、一作日の落雷で長野市栗田の自宅のパソコンなどが壊れてしまい、電話とインターネットが使えなくなり、自宅での電話とメールの対応とHPの更新が出来ません。小川村の工房のパソコンは大丈夫なので工房ではメールのやり取りはできますが、対応が遅れることになるかと思いますので、大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。なおメールをご送信の際のアドレスは通常のohashi@woodgruppe.comで大丈夫ですが、要は私が工房にいないと対応できないことと、また自宅サーバーにつながらないので、工房からでは、HPの更新ができずで、お知らせなどがこのブログでしかできないという状況です。
今のところパソコン2台と外付けのハードディスク、MO、プリンター、プラズマテレビ、電気スタンド、電話機などがやられたようです。明日NTTがチェックに来てくれることになっていますが、ある意味非常事態ですので、もう少し早く来てもらいたいものです。
まわりの何人かに話したら、「危ないとおもったら。コンセント抜くだ」とみんな危機管理ができているよう。なんでも一度痛い目にあわないと・・・ということでいい勉強になったということで。でもブレーカーを落としておけばよかったというけど、不在の場合はできないよね。スタンバイ状態で電源入ってるの結構多いよね。大丈夫なのかな?電子機器の雷に対する脆弱性は大きな問題なのでは。大きいのが落ちたらそれはおきらめんとしゃーないか。

2010/08/22

ひと夏の経験。

残暑お見舞い申し上げます。いやー暑いですね。今年は梅雨時の湿気の異常さとこの暑さ。これまで経験したことのないひと夏の経験です。先日の木工教室では、6年生の娘さんが夏休みの自由研究で「食器」をテーマにということで木のナイフ、フォーク作りをしました。あ母さんはペンケース作りに挑戦。お父さんは仕上げに専念。作品がすっぽりペンケースの中に収まり、ご家族のひと夏の経験の想い出になりました外の作業台や糸鋸はまだそのままで、余韻を楽しんでいます。暑いならではの外の作業。西日が厳しくてまいりますが・・・結構楽しんでいます。暑さ寒さも彼岸まで?まだまだ暑さが続きそうですが、頑張るしかありませんね。

2010/07/20

アリエッティ!

一昨日ジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」を観に行った。なんとわたくし家具職人は、今丁度ドールハウス(ひな人形棚)を製作している最中なので、びっくりもびっくり。こんなタイムリーな話、有りえるッティ???

2010/07/10

引いてもだめなら押してみな

日本の鉋や鋸は引いて使うが、西洋のものは押して使う。今作っている小品のブックボックス。5枚組継の面地を鉋で払うのですが、組み上がってからの鉋がけは結構難しい。一部ガタガタっとうまくいかなくなると、腕も疲れてくるしなかなか傷がとれない。そこで「引いてもだめなら押してみな」で削ってみると、するするとうまくいくことが多い。押すと引くとでは使う筋肉も全然違うので、ちょっと心地良い。西洋のクラフトマンの気持ちがわかったような。また疲れたら・・・押してもダメならひいてみな。

2010/07/08

選手交代

梅雨らしいジメジメした蒸し暑い日が続いていますが、畑の野菜はぐんぐん大きくなっていきます。ナス、ピーマン、ししとう、トマトが初収穫を迎え、きゅうり、ニガウリもつるをどんどん伸ばしてきました。キヌサヤエンドウさん、ご苦労さまでした。昨日全部刈り取って、使っていたネットをきゅうりにバトンタッチしました。

2010/06/27

ナス色は花も茎も

ナスが成る。腹具合はどう!・・・為せば成る。パラグアイ戦頑張れ!

2010/06/24

夕空に占う

夕方の空はどんどん変化して、明日の天気を占っている。
工房にも赤紫の空気が入ってきた。
明日は梅雨の晴れ間かな。

2010/06/16

オランダ戦。日本がんばれ

キヌサヤエンドウにキーウイのツルが上から押し寄せて、ちょっと不気味なんだけれど、キヌサヤは背伸びをするようにキーウイにツルをからませて、どんどん上に伸びて、いまのところ元気元気。キーウイの「おかげ」。次はオランダ戦。格上の相手故の「おかげ」で「神がかり的」な力が出せればと願っています。

2010/06/14

「神がかり的」に日本がんばれ

「はやぶさが帰還。」遠く離れた宇宙にいる探査機を地球上から修理するって、すごいなあ。なんでそんなことができるの。いろいろなトラブルを乗り越えての帰還は、「神がかり的だった」そうな。そのロマンと勇気と根性と素晴らしい頭脳に、僕もうれしくて感動して武者震いです。おりしも、今日はワールドカップで日本初戦のカメルーン戦。「神がかり的」なプレーでいっちょかましてくれ、日本がんばれ!!!
 ところで写真はなんだと思いますか。ソラマメです。初めてうまく作れました。ソラマメがこんなふうに実ること、初めて知りました。なんで「ソラマメ」というのか、ひらめきました! 実が「空に向かって伸びていくマメ」だからではないでしょうか。一方「キヌサヤ」は優しくしだれて実ります。絹のよう柔らかく、さやも丸ごと食べるので、「キヌサヤ」なのでしょうか。ところでソラマメ、もう食べれるかな?初収穫のソラマメとビールでワールドカップ観戦。いいですね~。なんか元気でてきた!

2010/06/04

片袖机はいいね。

片袖机が完成しました。無事納品も終わり、しばしほっとしているところです。こうして、2台並べて見ると・・・やはり片袖机はいいですね。・・・2台、よく似ていますが、手前のは、材はクルミでサイズ1000×600で4本脚。・・・奥はミズナラで、サイズは1100×680、6本脚で棚板付・・・部品が多くて複雑で、精度も要求され苦労はしますが、その分満足感もひとしお。それとこの机で昨年秋のセールでご注文いただいた分がほぼ完成して、ほっと一息という満足感もあります。寒い冬、よく頑張りました。さーて、これからまた今年になってお話をいただいた分の製作の準備にかかりま~す。
 ところで、毎年秋にやっている予約セールを今年は7月中旬くらいから受付をして、早めに製作にかかれるようにしたいと思っています。それまでになんとかHPのリニューアルもしたいのですが・・・できるかな~。

2010/05/28

キヌサヤに想う

暑かったり、霜の心配をしたり、ここんとこ雨がちで、そんな五月でしたが、今日28日は僕の誕生日。一人楽しく小川の工房で一杯やっています。先日養老孟司さんの講演があり、県文ホールに聞きにいってきました。亡き父が、養老さんの話はなかなか面白いと敬意を表していたのが嬉しい思いでで、僕も「バカの壁」を読んですっかりファンになっています。今回は「男と女ー遥かなる共生関係」がテーマで、(それで聞きにいったのですが・・)人間一人一人が、それぞれのその時初めての遺伝子の組み合わせでできた生き物で、生まれても生きていける保証はないとか、男女は子供作り育てることで遺伝子の組み合わせが適性かを検定しているというようなお話をされました。確かに同じ人は一人といない。このきぬさやエンドウはどうなの?同じような花をさかしているけれど、一個一個違うの???基本的なことがわかっていないことに気がついて、えーーこれまでそんなことで生きてきたのーーーとちょっと原点に帰って遺伝子のこと、勉強しています。生活を見直すどころではありません。ところで、この講演は、法然800年大遠忌にちなみ浄土宗が開催している法然共生(ともいき)フォーラムで開催されました。パネル討論では、京大の鎌田先生の神話のエロス?の話や同志社の佐伯先生の男女関係の歴史文化的な側面の話などをお聞きして、今自分が正しいと思っている価値観、男と女はこうでなければならぬ云々。ひょとして、絶対的なものではなくて(当然)、その時代に洗脳されたものなのかもという疑問を持った次第。ちょっと「考えなおす」必要がありそう。今日は誕生日。だけれど、むしろ、受精日の方が記念すべき日かなとこれは前から思っている。

2010/05/20

片袖机進捗


今片袖机を製作しています。デザインの違ったものを1台ずつ。それぞれ予備も合わせて計4台分。材はナラとクルミ。仕口は共通なところもあるので、いっしょに加工できるところは工夫してと思ってトライしています。片袖なので、左右の仕口が違い、また前後も違っていますので、かなり複雑です。その分、創意工夫のやりがいもあるわけです。加工した部材を並べて見ると、ん・・・やっぱりややこしいなという感じ。でもここまでくれば、あとは仕上げて組み立てて・・・なんですけれど。さーてがんばるか。

2010/05/15

皐月晴れ

 今朝、霜が降りました。この時期は決まって遅霜の心配があるので、このあたりの方は大概、野菜の苗の四隅に短い棒を立ててそのまわりに、ビニールなどをかけて霜よけの予防をしている。その丁寧な仕事に、めんどくさがりやの僕はいつも感心してます。今年は、ちょっと頑張ってやろかなと思ってはいたのですが・・・天気予報当たったな。一瞬どきっ!トマト、ナスの苗ちゃん・・・・今日のところはなんとか大丈夫そう。ホッ。
 大変ご無沙汰いたしております。机の製作や、お客様への打ち合わせなどの対応に追われていました(進行中です)。ブログ書く暇あったらそっちが先でしょ。ということでお許しください。  
 午前9時、霜はすっかり消えて、芽吹いた木々の柔らかな緑や色とりどりの花。残雪のコントラストの美しいアルプスの山々に、5月の青い空、いい季節になりました。
 「考えなおす。」やりたいこと山ほど。できることから。ということで手前の木の棒は、板を乾燥する時に使う桟木(さんぎ)を整理しました。半分ほどはドラム缶風呂で燃やします。(暖かくなって漸く入れるようになりました。)いい季節になりました。もう少しマメに更新しますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

2010/01/22

寒中御見舞申し上げます。

新年のご挨拶がすっかり遅れてしまいました。希望に満ちて机の製作に没入しております。今年もいろいろ「今年こそ」のテーマを掲げています。昨年末に参加した、ピーターオプズビックの椅子展の”座るを考えなおす”の"考えなおす"が気に入っています。「昨年より始めたヨガを仕事や生活に取り入れる」が目標のひとつです。しんどいと思う動作を健康のためとプラス思考で”考えなおし” 喜んでやる。ということでしょうか。忙しい中でも天気をみてぱっと遊びにいく!!ということで、18日の月曜日の朝、岩岳のクロカンコースを歩いてきました。8年ぶりくらいです。いつも見ている山々の形が違って見えて感動しました。後ろの真ん中は八方スキー場です。

2009/12/31

ハイジのブランコ復活

ログハウスの工房に取り付けていた子供たちに大人気の丸太のブランコ。アルプスを眺めながらハイジの気分を味わえるも、築18年の雨ざらしで一部朽ちて、ちょっとぎしぎしスリル満点の状態になっていました。この暮れに玄文の三重大学の友人3人が遊びに来ました。スキーをするより、工房で何か作りたいと、午前中白馬で雪遊びしたあと、小川の工房に寄ってくれました。まずはエコバーベキューで腹ごしらえした後、さすが工学部電気科。電柱を登るのはお手の物?見事なチームワークで新しいブランコに作り変えてくれました。ドラム缶風呂に当たらないように、15センチ寄せてくれたのもうれしい。
一汗かいた後のドラム缶風呂はさぞ気持ちがよかったことでしょう。男4人すっぽんぽんの若さを拝ませてもらい、わたしも元気をもらいました。ありがとう。
昨日雪除けのシートを張って一応仕事収め。これでドラム缶風呂も春までお預けです。
みなさま良いお年を!!!来年もよろしくお願いします。

2009/12/25

メリークリスマス!!

先日の寒波で小川の工房もこの通り。一気にきました。(19日の朝)

ここ2,3日は幾分寒さが緩んでこの通り。(24日の夕方)
巷は例年と比べて、クリスマスムードがなんだか気持ち寂しい気がしますが、気のせいでしょうか。
我が家はひとり残る娘が中3で受験勉強中。僕もまだ今年中に仕上げたい作品が残っており、それどころではないからでしょうか。明日から息子達も友達といっしょに帰ってくるので、クリスマスもその時におもっていましたが、ちょっとしたワインとちょっとしたビールと自家製ローストポークでプチイブをしました。長男の友人はドラム缶風呂に入ってみたいということなので、山の水が凍る前に、ドラム缶に貯めておきました。雪を見ながらも楽しいもんでしょう。

2009/12/23

ピーター・オプスヴィックの椅子展

トリップトラップやバランスマルチのデザイナーのピーター・オプスヴィックの椅子展が新宿OZONEで開かれています。著書「“座る”を考えなおす」の翻訳出版を監修された島崎信先生の講演会が21日の月曜日にあり行って来ました。前日の日曜日には納品や打ち合わせ、メンテナンスの仕事を頑張ってこなしたので、たまにはいいだろうということで、月曜日は一日新宿界隈をぶらぶらしてきました。講演は5時からでしたが、私は3時頃にOZONEにつきました。ほんと久しぶりのOZONEです。10年ぶりくらいかな。オプスヴィックの椅子展のコーナーにはたまたま誰も居なかったので、ストッケジャパンのきれいなお姉さんの案内付でいろいろな椅子に座らせてもらって楽しい一時でした。学生の頃、(30年くらい前だと思います。)まだ家具職人になるとは夢にも思っていなかった頃、梅田の阪急(阪神?)デパートで初めてバランスチェアー(バリアブルかな?バリアブルが1979年発売というから大体合ってますね。)に座って、その発想の面白さに感激したこと。さらに遡って中学一年生の時、「ソングOFノルウェイ」というグリーグのミュージカル映画を観て、ノルウェイに恋をしてしまったことなどを思い、今現在、仕事としてトリップトラップを扱ってノルウェイと関わりがあるのは、そういう運命だったのだと、ホーグ社のスウィング6600に揺られていました。島崎先生のお話はとても暖かく、数々のヒントを与えて下さいました。まずは、実際に触ってみること、座ってみることを勧めていらっしゃいます。26日までやっていますので、是非座りにいってください。ストッケとヴァリエールとホーグ社の椅子が一同に集められ、さらにそれに座れる機会はそんなにないかもしれません。ということで・・・ご注文は是非グルッペへ!

2009/11/26

ミズナラ柾目の共木の天板

一本の同じ丸太から製材した板どうしを「共木」(ともぎ)といいます。共木で作った天板は、おのずから風格が備わります。今ミズナラのコタツテーブルを作っています。1050の丸で柾目板共木4枚はぎハイグレード仕様です。今回に作品は特に感動的です。4枚とも個性的で、色合いといいトラフの模様といい、これが同じ共木?というような個性の爆発です。おとなしいクルミなどの場合は、ほんとにやさしい優雅な作品になることが多いのに対して、ミズナラならではの面白さでしょう。
丸型の場合は外側の2枚は長さが少し短くてもいいのでそこんところも貴重な共木を有効に使う大事なポイントです。真ん中の2枚は幅が30センチを超える幅の板を使いましたが、この一枚でなんと樹齢260年をカウントしています。ぱっと見ると、トラフの模様が一筆書きのように見えますが、100年も200年もかかってできている模様なのです、改めて、そういう点でもミズナラ柾目の面白さを発見したのでした。

さて
ジグソーで大体の丸にカットします。この後ルーターできれいな円形にして、両面を鉋仕上げしていきます。

ちなみに原板の写真です。原木で直径が90センチ程度あったのも柾目木取りした板です。年輪を数えると350年くらいはありそうで途中でため息がでます。

2009/11/24

椅子の名前


背もたれが”はしご”だから”ラダーバック”
最初に作ったダイニングチェアーがラダーバックだったので、ダイニングチェアーをラダーバックチェアーとずーと呼んできたけれど、その後作ったいろんな椅子もラダーバックなので、そういう点ではみんなラダーバックチェアーだ。アームのついた後ろ二つの椅子が念願の新作の椅子です。(右は未完成ですが・・・)アームがあるから”アームチェアー?”ちょっとくつろぐから”リラックスチェアー?”実は、「一杯やりながらテレビを見て腰のいたくならない椅子を」という依頼で作ったので、リラックスとダイニングの中間で・・・”ウォッチングチェアー”にしようと思っているですが・・・。

寒くなりました。


お久しぶりです。ご無沙汰いたしておりますが、なんとか元気に制作に励んでいますのでまずはご安心下さい。11月も下旬に入り、小川村も寒くなってきました。早々に、脚の指のしもやけと足首の冷えにちょっと悩まされています。年かな。(年やね)そろそろ冬対策せんといかんな。工房は一旦大掃除して・・・窓のプチプチ張りは今年は入念にやろうかな。ドラム缶風呂もしまって、雪除けシートをはって・・・やることいっぱいやけど。健康第一、安全第一でやらんと続かんぞ。という感じ。

2009/10/07

ドミノって?さすがドイツ。

端ばめの天板が完成したので、脚を作っています。棚にもなる「棚脚」タイプです。板を組んでいくのですが、これまでアリ組みでやったり、通常のホゾでつくったりしてきましたが、今回は一部にドミノを用いました。ドミノってあのドミノです。ダボの形がドミノのように平べったいのでそこから名前がきているようです。ドリルの先が左右に動いて写真のような扁平な穴を開けることができる。使い勝手をいろいろ考えてあり非常に良くできている。さすがにドイツ。やるなあという感じ。ハンディタイプの電動工具としては目玉が飛び出るほど高いのですが、これはおもしろそうと迷わず購入した。「苦しいときのドミノ頼み」ほんとに頼りになる画期的な工具です。開けた穴とドミノダボの密着性がかなり気持ちいい。ボンドを併用するので、かなり強力なホゾができる。精度的には従来のスミツケしてホゾ穴を開けての方が、まだ安心で早い場合も多いのですが、だいぶ使い慣れてきたので、今ではなくてはならない存在。今回のように内寸をびったり決めたい場合にドミノを使う時は、写真のようにフェンスなど治具をつくり、そこからの寸法を左右も含めて正確に決めるのには結構気を使うのですが、このフェンスを固定するのに大活躍なのがBESSEYのクランプ。こちらもドイツ製。悔しいくらいに使い良い。ワンタッチでハンドルで閉められるので、材がずれにくい。従来型のねじ式のタイプは最後にぎゅっと力をいれるとずれることがあり、精度がいる場合は結構しんどい。試しに2つばかり購入してもう1年くらい経つかな?使用頻度が非常に高い。さらにいろんなサイズのものが欲しいところですが、普通のクランプやハタガネもたくさん持っているので、全部ヨーロッパかぶれになるわけにはいかないの?でそこはちょっと我慢している。

2009/10/03

アリ型端ばめ・・・木工の醍醐味

クルミで1800×900サイズの座卓兼用テーブルを作っています。天板は下側に「吸い付き桟」をつける方法ではなくて、「端ばめ」工法でフルフラットにして脚を置く位置の自由度や両面使いができる天板にしました。「端ばめ」は天板の反りを防ぐために天板と直角方向に板をはめ込む方法で、いくつかやり方がありますが、いずれも加工に手間がかかり、どの方法にしようかと迷います。今回は天板が目標より気持ち厚く40ミリに仕上がったこともあり、アリ型端ばめに久しぶりに挑戦しました。アリ型ほぞのオスとメスに同じ勾配をつけて、叩き込んでいくほどに締まっていくというのが理想です。接着剤は端っこだけ使って板が乾燥していくうちに締まっていくというのもあこがれますが、きつすぎず、ゆるすぎず、且つ目地が出ないように仕込めるかどうかがポイントになります。まずは天板側のオスのアリ加工が勝負で、ここで失敗すると辛いものがあります。フェリザッティのルータのおかげでなんとかうまくいきました。微調整がし易いのと、静粛性が緊張をほぐしてくれました。端ばめの方は、もし失敗しても材料的には余裕があるので気持ち安心です。失敗してもカットできるように広い幅のものを用意して挑みましたが、なんどか調整してうまくいってしまいました。幅をカットするのももったいないので、結局、長さは1900弱と余裕で、耳つきもそのまま使った仕上げました。
さて我が家のチェリーの座卓兼用テーブルも厚みが40ミリでアリ型端ばめです。12、3年間、使っていますが今のところびくともしていませんが、15、6年前に作ったコタツテーブルのアリ型端ばめの天板。こちらは緩んで一部割れてしまいました。(涙)厚みが30ミリ程度だとアリ型はきついかな?やや柔らかめのクルミだったからかな?加工精度が良くなかったのか?そもそものオスとメスの位置はどちらがいいの?などいろいろ考えさせられました。加工のし易さや原板の状態にも左右され一概には言えないとはおもいますが、現在コタツテーブルの天板の端ばめは「本ざね」と「ドミノジョイント」を併用した方法を考案してその方が安心なのですが、でもやっぱり「アリ型」はなんともかっこよく木工の醍醐味・・加工は難しいけれど、材材的には短い板で長い天板が作れるので有利なこともあり、便利な道具たちに感謝しながら今後もトライしていこうと思います。

2009/10/02

丸テーブルはいいね。


暗い部屋の中でも、三脚立てて、シャッタースピードを落として、露出をいろいろ工夫すればそこそこ面白い写真が取れる。デジカメのおかげで、すぐに見れるし、条件いろいろ振れるし。これまで庭の野外スタジオでなくてはと思っていたけれど、なんかちょっと余裕ができた。1300のクルミの丸テーブル。引出しも付けた。天板に沿って厚い板から刳り貫いた。ちょっとこだわりの一品にご満悦の私です。