2012/01/13

職人


朝ドラのカーネーションで男の縫製職人さんが度々それもおしゃれに出てくる。亡き親父も戦後の大阪でメリヤスの縫製を始めたので、時期が重なりちょっと感慨深いものがある。今私は家具職人。昨年の8月20日にブログで紹介したメープルの一枚板の机が漸く形になった。
 足ぶみの昔のミシンのは全身運動で特に足のツボも刺激できて体によさそう。昔の機械はいいなあ。

2012/01/10

ヨガ始めました


今日久しぶりにヨガ教室に参加した。3年前に一年間週一の教室に通って、「日常の仕事の動きにヨガを取り入れる」を会得したつもりだったけど、昨年は一年間村内のプールでちょっとは体を動かしたはずだったけど、やっぱり長年の悪い癖は直せないようで、脚力ガタ落ち、肩こりこり。
さて今年こそと心機一転。今度の教室は月2で3ヶ月間のコース(長野市安茂里公民館でなんと無料)だけど、今日の初日は久しぶりに自分の体を見つめるいいヒントを与えてくれて、早速昼からの仕事に取り入れた
写真は今制作中の机の吸い付き桟に脚を組み入れている所。(写真はやらせ感満点ですが・・・)いつもついつい力でねじ伏せてしまいますが、複式呼吸でリラックスしながら、集中して、丹田や仙骨を意識して、すべての作業が体にいい事だと思えるように、プラス思考で、前向きに、楽しくそんなふうに私はなりたい。

2012/01/07

明けましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
今年もグルッペは家族の協力のもと、いい世の中になりますようにと願って頑張ります。
本年もどうぞよろしくお願いします。自宅展示ルーム前にて、家族記念写真。

2011/12/30

にわか床の間

我が家には和室は一部屋しかなく、しかも床の間なし。その和室は日頃は展示ルームとして使っているのでごろっと寝転びくつろぐところがない。でも正月の儀式はやはり和室でと思っているので、どうしたものか。あれこれ悩んだが、ついになんとかしないといけない時期にきてしまった。 そこで「にわか床の間」のスペースを作ることにした。実は中古の「床の間」があったので置いてみた。畳からはみ出て、敷居もまたいで、なんとも微妙だけれど、酒器や掛け軸など置いてみると、思ったよりもなんとかいけそう。実はこの床の間、大阪の実家をリフォームしたときに取っておいたもので、親父が家を建てた時の祖父からの贈り物。昭和28年11月14日贈呈と書いてある。そんな良いものではないが、昔の職人さんの手仕事の跡が見える。傷もあちこちいっているが、私の子供時代の家族の歴史がこもっている想い出のものなので、いつかリユースしようと取っておいた。こんなかたちで使うとは思っていなかったけれど、床の間のないお宅にちょっとした「にわか床の間」をこしらえるというニーズはあるかもしれないと思わぬヒントをいただいた。亡き両親もきっと微笑んでくれているだろうと思う。

2011/12/26

ホワイトクリスマス

 クリスマスは長野市はうっすら雪化粧。今朝小川村の工房は積雪25センチで、今シーズン初めての雪かきになりました。
 
 一階展示ルームのドア。「下半分もガラスにしたほうがいいよ。」知り合いのガラス屋さん(THプランニング原島さん)にアドバイスいただきました。私もその方が、中が丸見えで楽しいかなと思っていたので、早速やってもらいました。なかなかいい感じ。これでなんとか「展示ルーム」から「ギャラリー」に格上げできるかな。

2011/12/14

ヒッグス粒子


 宇宙の初期の状態においてはすべての素粒子は自由に動きまわることができ質量がなかったが、自発的対称性の破れが生じて真空に相転移が起こり、真空にヒッグス場の真空期待値が生じることによってほとんどの素粒子がそれに当たって抵抗を受けることになったとする。これが素粒子の動きにくさ、すなわち質量となる。質量の大きさとは宇宙全体に広がったヒッグス場と物質との相互作用の強さであり、ヒッグス場というプールの中に物質が沈んでいるから質量を獲得できると見なすのである。光子はヒッグス場からの抵抗を受けないため相転移後の宇宙でも自由に動きまわることができ質量がゼロであると考える。(ウィキペディアより)
 なんのこっちゃ!と窓を眺めると、朝日と雲の織り成す芸術作品が目に入った。この世界の現象ならなんとか理解はできるが・・・。

2011/12/09

なんとも・・・

中世の絵画のような。実は、イチゴを植え替えているところ、ちょっと時期が遅すぎたかと気持ち心配はしているが、写真ほど気分は暗くない。

2011/12/08

旧態依然

この道20年。相変わらず、すぐに散らかる。(photo Gen)

新旧混合

一番新しいのは息子自作のデジタルアンプ。その次に新しいというかんじでは無いが、漸くちゃんと使えるようになったiPod 。一番古いのは、親父の使ってたナショナルのラジカセ。ん、下の桐の箪笥か。(photo Gen)

2011/11/22

机展始まりました。

東京の国立市のギャラリー小花譜での机展始まりました。なかなか素敵な空間になりました。それにしてもよく積みました。運びました。クラフトフェアーのときもそうですが、立体パズル的ハイエース満載積み込みは、われながらたしたもんだと感心しています。帰りは少し減ればうれしいのですが・・・27日までやっています。よろしくお願いします。

2011/11/13

秋の珍雲

 一昨日とは一転して、昨日はまた暖かな日だった。午前中は自宅で机展のDMの準備やらで暑く?過ごしたせいで、工房到着へは午後3時過ぎになった。あれなんだあの雲。成就地区(工房のあるところ)へ上がるいつもの道。工房の北方面、鬼無里、戸隠方面にもくもく湧いている。いつもそんなに気にしてみているわけではないが、なんだかいつもと違うこの気配はきっと通常では無いのだろう。急に暖かくなって、秋の入道雲が湧いたのか。午後3時頃にもなるのに、のこのこでてきた私が悪いのか。
 昨夜や久しぶりにドラム缶風呂をした。ちょうど秋の火災予防週間が始まり、警鐘が聞こえた。昔私も消防団員だったころ、夜は結構冷えて、たくさん着込んで鐘を鳴らしにいったことを思い出すと、やっぱりかなり暖かい。やっぱりちょっと異常かな。

2011/11/10

深まる秋

今年の秋は暖かな日が続いていたけれど、ここ2,3日少し冷え込んで、里にも紅葉が深まってきた。今年はほんとにいろんなことがあり、今もそれは続いているのだけれど、季節は移りすぎてゆく。でもきっと目にはみえない変化があるのだろう。ここ最近は自宅の展示ルームの前での撮影スポットが大活躍していますが、今日は思いきって野外に飛び出してみた。小川村の工房近くの畑(年々怠慢になって、今年はモロッコインゲンを少し作っただけで、ほとんど草ぼうぼうであーあ。)でアルプスバックに。今度の机展のDM用に(あと10日後ですがな!)夕方の4時頃だったので、逆光で露出が難しい。山に当てると机が暗いし、机にあてると山が飛んじゃう。いろいろ露出を変えて撮影した。デジタルはすぐに見れてありがたい。朝日の順光で山もしっかり取るのもいいが、逆光で机の天板を光らせて、鹿島槍をシルエットに。もなかなか気にいっている。

2011/11/05

木の机展

自宅展示ルーム。真ん中の照明を追加した。いろいろあるけど、まあまあかな。
2階の展示ルーム。ダイニングの新作ができたので、ようやくかたちになってきた。まずまずこんもんかな。一応明日までずっと居ますので会いにきてください。粗品ですがプレゼントあります。

2011/10/29

作品展の準備


引っ越して半年。そろそろ周りの方々にも見ていただければという思いもあり、自宅展示ルームで「木の机展」いよいよもうすぐです。念願のロゴの看板をようやくこしらえた。糸鋸でほぼ一発仕上げ!気合入ってきました。

2011/10/01

笹ヶ峰(2)

寄らば大樹で羽化

寄らば大樹で産卵

このあたりは手付かずの原始の森ではなく、いつのころからか原住の民といわれる人々が住んでいたという。

2011/09/29

妙高笹ヶ峰

昨日は秋晴れのど快晴!念願の妙高笹ヶ峰にハイキングに出かけた。自宅から車で一時間もかからないところでこんな素晴らし景色に出会えるなんて、もっと早くから訪れればよかったと後悔と懺悔で鋭気をいただいた。
ブナの大木

ミズナラの大木

ハルニレの大木

圧巻。樹齢600年という桂の大木。地蔵桂と呼ばれている。屋久島の縄文杉と親戚か。後ろのヤチダモも相当なもの。

ヤチダモ側から地蔵桂を見る。※感動で絶叫しているかにみえそうな実は大あくびしているつ。

2011/09/02

耳付き板

「耳付き板」と聞くと、パンの耳のように自然の形を残した板のことを思い浮かべます。一般的によく使われている表現で、なんら問題はないのですが、でもよく考えてみると、どこが耳付きなんでしょうかと以前から思っています。そもそも何故パンの耳を「耳」と言うのでしょうか?端っこに出ている部分を「耳」というのは想像がつき、取手としてちょこっと出ている可愛い耳は耳らしいのですが、木材の場合は、個性ありすぎ、多種多様でワイルドすぎで「耳」というのにはふさわしくない様に思えるのですが・・・いかがでしょうか。ではどう言ったらいいのか。本来は「皮付き板」が一番自然なのですが、実際は皮をそのまま残して仕上げるのは通常難しいので、薄皮まで剥いで、一部白太が露出することも多いので、「皮付き板」という表現は実情に合わない。ジョージナカシマは「フリーエッヂ」と言っていますが、「フリー」というと、なんとなく任意で造形したイメージも強よそう感じがする。そこで・・・・「ナチュラルエッヂ」はどうでしょうか。なかなかいいとおもうのですが・・・市民権を得るには難しそうかな。やっぱり「耳付き」にはかなわないか。この板はミズナラの耳付きの柾目板を2枚剥いでこたつ用の天板に仕上げたものです。樹齢250年以上、への字に湾曲した丸太で、褶曲山脈のような複雑な樹皮と木目、風雪にさらされ、色合いの変化(ふけ具合)も超個性的。何年も前からこの凹面を手前にした机を作ってみたいとずっと思っていました。ついに気に入って頂けそうな方との出会いがあり、その時がやってきました。今回のサイズは1200×650~720で細長く、こたつといっても奥は壁につけて、文机的に使います。この木目と同様の板がまだいくつかあります。あなたもどうですか。

・・・その後、こないだの日曜日に無事納品してきました。実際に置く場所はまだ整理中とのこと、でも「こんな感じで使うかな。仕事はかどりそう!」とわざわざ私のブログも開いてレイアウトしてくださった。ありがとうございました。

2011/08/31

大賀ホール

先週末、軽井沢の大賀ホールに訪れる機会をいただいた。五角形の斬新な空間は奏でる音楽を天に届けるかのように美しく響かせた。設計者の思いや演奏者の思い・・・人の営みの素晴らしさを感じた。大賀さんに感謝。長野市から1時間ちょっとで行ける距離。普段なかなかそんな余裕はないのだけれど、10月にイ・ムジチが来るよ。行こうかな。

2011/08/27

トマトなでしこ

夏野菜もそろそろ終わり。という声もきかれるけど、まだまだそれぞれに精一杯頑張っている。今年は少数精鋭で挑んだ夏だった。ミニトマトは赤と黄色の2本だけ。できるだけ剪定をせずに、自然に任せて育てたかったので、支えがし易いとハウスのパイプが残っている、上の庭のキウイーのそばに植えた。日に当たるのなら上にどんどん伸びていけばよさそうなのに、なんとキウイーに向かって伸びていく。果敢にも隙間を縫って伸びる姿を、あちゃらの強豪に挑むなでしこジャパンと重ねてみた。別にトマトが和というわけではないけれど・・・この場合は意外と支えてもらっているのかもしれない。

2011/08/20

一枚板で兄妹の机 

栃木県のHさんからお子様のご兄妹の机のご相談があり、先日工房に打ち合わせに来て頂いた。幅1200×奥行き700と1100×650サイズがご希望でしたので、いくつかの組み合わせの板を提案した後、最後にちょうどそのサイズがとれそうなメープルの一枚板を見ていただいた。風合いはかなり個性的なので、お気に召されるかな?とおもいましたが、貴重な出会いを大歓迎していただきこの板で作ることになりました。左側がお兄ちゃんのS君の天板になり、右側で妹さんのKちゃんの天板をなる予定で記念写真。
この板でいけるかどうか。まずは確認しようと早速ラフカットしてみました。なんとか幅と奥行は確保できそうで一安心。厚みは原板は65ミリあり、乾燥でかなり反っているけけど、おそらく40ミリ以上には上がりそう。SDタイプでは少しごっつい感じになるので、TDタイプの構造もいいかも。
このメープルの大木からはこれまで一枚板の座卓1台と、柾目ブックマッチのテーブル一台とキャビネットの天板の作品を作りましたが、机の天板は初めて。ちょーど奥行き的に机用と思っていたので、ようやくその時が来た!と感慨深い。さーてこれからどうするか・・・奥行きが広い一枚板は手持ちの機械には入らないので、手作業で仕上げることになります。格闘技の試合に挑む心境でしょうか。しばらくはこの状態で眺めて作戦をたてたいとおもいます。体調を整えて、気合を入れて・・・楽しみです。