2014/01/28

チェリー波状杢の共木3枚矧


8年ほど前に丸太で購入したチェリーの一本が大当たりで、全体に波状の杢々が出現。いつか脚から何から何まですべてオール杢々のデスクをと!企んでいました。今回ようやくトライしています。
天板は3枚矧ですが、こういう板の場合は、どう組み合わせるか。めっちゃ悩むことになっています。例えば組み合わせ的には、、一枚で裏表、左右どちらにするか4通りの向きがあり、さらに順番をどうするか、手前にするか真ん中にするか、向こうにするかでさらに組み合わせが増えて計算上では、4×4×4×6で382通り?もあるのです。合ってるかな?その中からベストの組み合わせを選びたいのですが、それはもうなんといますか・・・・スーパー共木なのです。

ちなみに左の板だけを左右反対にしてみますと・・・こうなります。どっちがいい?ん・・・・

 手前の板を裏返してみますと・・・こうなります。どっちがいい?ん・・・・


右の板を左右ひっくり返してみますと・・・こうなります。どっちがいい?ん・・・・

というわけです。どこかで決めないといけません!!!ん・・・・

矧合わせの一つの考えとしてとして「反り難さ」ということがあり、木裏ー木表ー木裏としたいところですが、杢の出方の美しさで見ると、同じ向きの方が美しいことが多く、特に杢は木表では凸に見え、木裏では凹に見えることが多い。そういうバランスを楽しむ場合も大いにありですが、今回は木表同士を上にすることにまず決めました!これで組み合わせは半分になります!そして、次に矧面の隣同士の面白さ、矧いだのに繋がっているような、有機的な交わり。その辺で絞っていきます。
でもこれがまた光源がかわると、全然見え方が変わってきて・・・結局なかなか決められずに・・・何日も眺めてこうしてにやにやしています。贅沢な悩みでしょうな。

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